欧州ラウンドの直前となるマイアミGP。
苦戦するレッドブルはアップデート導入を早め、フェルスタッペンにだけ新フロアを導入し、角田裕毅は旧パーツでの走行となりました。
そこはセカンドドライバーということで、仕方のないところだと思います。
今回はスプリント形式でしたが、スプリント予選での角田はSQ1のラストアタックにぎりぎり間に合わず。
1分40秒過ぎにアウトラップに入ったので、大丈夫なのかなと思って見ていたのですが、目の前のフェルスタッペンも遅く走っており、チェッカーが振られてしまいました。
これに関しては、チームのマシンを出したタイミングが悪く、チーム側が反省の弁を述べています。
しかし、土曜日のスプリントレースでは、予想外の雨に見舞われます。
徐々に路面が乾いていくと、ピットスタートを選んだ角田は、早めにドライタイヤに変更。
この作戦が功を奏し、他ドライバーのペナルティもあって6位まで順位を上げ、ポイントをゲットしました。
予選では何とかQ3に進出し、10番手でスタート。
雨予報だった決勝では、逆に雨が降らず、角田は着実にポイント圏内を争います。
しかし、バーチャルセーフティカーが導入された直前という悪いタイミングでピットに入ってしまった上に、ピットレーンの速度違反を問われて5秒ペナルティに。
レース終盤はちょうど5秒後方にいたレーシングブルズのアジャーとタイム差を争いながら、何とか凌いで10位でポイント獲得となりました。
レースペースもなかなか上がらず、順位も含めて角田にとっては、全体的に厳しい週末だったと思います。
それでもスプリント、決勝で確実にポイントを取ったことは、大事なところだと思います。
また、順位を見ると苦戦したように見えますが、予選ではフェルスタッペンと約0.7秒差。
決勝でも57周で約30秒差ということで、新フロアの効果がおよそ0.2秒程度だったと仮定するのであれば、そこまで悪いものではないと言えるのかもしれません。
新フロアのパーツも、欧州ラウンドに入れば、角田にも導入されるのではないでしょうか。
スプリント予選では4位だったフェルスタッペンですが、決勝ではピットアウト時にアントネッリと接触してしまうチーム側のミスもあり、ペナルティを受けて17位に。
それでも予選では素晴らしいラップでポールポジションを取りますが、決勝ではレース序盤にマクラーレンの2台に抜かれて、最終的に4位となってしまいます。
マクラーレンの2台とは非常に激しいバトルを展開していましたが、あれでタイヤを消耗した部分もあったと思いますし、あそこでタイヤをセーブできていたら、2秒差に終わった3位ラッセルとの勝負はどうだったでしょう。
スプリントでの優勝はマクラーレンのノリス、2位は同僚のピアストリ、3位はフェラーリのハミルトン。
決勝ではピアストリ、ノリス、ラッセルの順になりました。
勝者は異なるものの、結果的にマクラーレンの強さを感じた週末だったと思います。
また、決勝ではウィリアムズのアルボンが5位、サインツも9位につけました。
ペースも非常に良く、メルセデスPUがマイアミに合っていたのかもしれませんが、今後も注目なチームとなりますね。
レギュレーションが大きく変わる来年もメルセデスPUは強力ではないかと言われていますし、サインツは良いタイミングで移籍したのかもしれません。
次戦は1週間空いて、イモラで欧州ラウンドがスタートします。
各チーム積極的なアップデートを準備している欧州ラウンドで、大きく状況が変わるのか注目ではないでしょうか。
角田も目立った活躍とはいきませんでしたが、今は確実にポイントを稼ぎつつ、マシンとチームに慣れていくことが重要ではないでしょうか。
ただ、チームとしてはマクラーレンとピアストリとの差が広がっていますし、早急なマシン開発が求められるところということになるのかもしれません。
マイアミ予選でのフェルスタッペンのスーパーラップこそあったものの、それ以外はミスもあって良いところがなかったっと思います。
サーキットによって得意不得意が大きく相性が良ければ飛躍できるのでしょうが、マイアミで新フロアを導入しても苦戦したという事実は、レッドブルにとって小さくなショックと言えるのかもしれませんね。