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第14節 浦和対ジェフ プレビュー 田中達也監督が就任したオナイウ阿道・小森飛絢が所属する浦和戦

 まず、今週末から本格的にゴールデンウイークに入りますが、私も少しずつ予定があるため更新が不定期になります。
 特に明日2日の浦和戦、10日の町田戦などはリアルタイムで試合をチェックできないので、その後も含めて遅れがちになると思いますが、ご了承ください。

 さて、ジェフは、一昨日の横浜FM戦でも2-3と敗戦。
 ラストプレーでミドルシュートからゴールを奪い、一矢報いたとはいえ、総合的には厳しい試合だったと思います。
 J1 EAST最下位が続いており、上位との差も大きく広がっています。


 明日対戦するチームは浦和。
 ジェフは開幕戦で浦和と対戦し0-2で敗れ、J1の厳しさも感じた試合でした。
 対する浦和もシーズン序盤こそ、黒星と白星が交互に続いていましたが、3月中旬からは負けが続いてしまいました。

 開幕当初の浦和は前からのプレスからなるコンパクトな守備と、細かなサイドでのパスワークを展開する、アジリティと連動性などで勝負するチームといったイメージでした。
 しかし、昨年から得点力不足に悩む傾向もあってか、ブンデス2部でプレーしていたオナイウ阿道を獲得。
 オナイウはジェフでプロ生活を始めて浦和に移籍すると、その後はフランス2部で二桁ゴールを上げるなど、海外でも活躍していました。


 ただ、パワーやキープ力などのあるオナイウですが、良くも悪くもプレーがはっきりしているタイプ。
 ジェフ時代からプレスにもいく時はいくけれど、そうではない時は関与しない時間もあるなど、課題もある印象です。
 対して、浦和のベースは前著のようにアジリティや連動性などで、細かな仕事を求められる印象ですから、あまり相性は良くないようにも見えました。

 しかし、チームとしてはJ1でも豊富な予算を誇るクラブですから、もっと上の順位を目指さなければいけない。
 そのためには、チームが小さくまとまるだけではダメで、オナイウのような一発のあるFWが必要だったのかもしれません。
 そこにジレンマが生まれたことなどもあって、チームがうまく回らなくなり、最後はPK負けも含む7連敗で、スコルジャ監督が解任となったのではないかと思います。


 そして、連戦の最中にあたる4月28日に、U-21監督兼コーチだった田中達也監督が昇格となりました。
 言うまでもなく浦和のレジェンドでもあり、元日本代表選手としても有名ですね。
 ジェフもコーチ陣にOBがようやく増えてきましたが、浦和は以前からOBコーチが多く、現在もアカデミーには阿部勇樹や興梠、宇賀神、内館など多数OBが在籍しています。

 迎えた水曜日の川崎戦、田中監督は今季初スタメンとなる中島翔哉を起用。
 4-4-2の3ラインで、再びプレスの意識も高めていった印象です。
 攻撃時には後方3枚になってゆっくりと繋ぎ落ち着く時間を作りつつ、長いボールでサイドや裏へ展開する形が増えたようにも感じました。


 大事な新体制初戦となった、その川崎戦で2-0と勝利。
 内容的にも何度も相手ゴール前まで攻め込み、しっかりと勝ったと言える展開だったのではないでしょうか。
 先制点はマテウス・サヴィオが直接FKを詰めて決めたもので、2点目はオナイウとの交代で入った小森飛絢が交代直後のプレーでミドルシュートを決めたものでした。

 こちらもジェフでプロデビューを果たした小森は、昨年ジェフからシントトロイデンへ移籍するも活躍できず、半年間で浦和へと移籍になりました。
 浦和加入直後に4ゴールを上げるなど可能性を見せていましたが、その後は怪我に苦しみ、スコルジャ監督のラストゲームとなった横浜FM戦でようやく途中出場を果たし復帰していました。
 正直、現在の浦和のスタイルなら、オナイウよりも小森の方がハマるのではないかとも思っていたのですが、監督交代でまたポジション争いもリセットとなるのかもしれませんね。


 まだまだどちらに転ぶかわからない新体制ではありますが、クラブのレジェンドが指揮を執り、初戦で久々の勝利をあげたわけですから、これで勢いに乗ってくるのではないでしょうか。
 もともと戦力は十分にあるチームですし、今回のジェフ戦はホーム連戦でもある。
 ジェフの選手は大アウェイのプレッシャーに、打ち勝つ精神力も求められる試合と言うことになります。

 そのジェフは、横浜FM戦で3失点の守備の課題も見せてしまいました。
 ここ最近はサイドから攻め込まれた時のポジショニングなどに課題を感じることが多く、守備バランスの問題も見受けられます。
 それこそ個人だけでは賄えない部分もあると思いますから、チームとしてもう一度守備面を確認する必要があるのかもしれません。


 ただ、攻撃面でも課題があって、横浜FM戦も試合序盤にロングキックから圧力をかけていった展開では良い形も作れましたが、ハンドによるPKでの先制からは沈黙。
 特に後半はビハインドになった後も攻め手に欠く展開が続き、どのように仕掛けるつもりなのか見えてこない時間が長く続いてしまいました。
 実際、ここまでの総得点数13はJ1 EASTで最低となっていますし、厳しい状況が続いています。

 残念ながらJ1では攻守に苦戦しているジェフですが、冬の補強も少なかったですし、戦力的に劣勢であることは仕方のない部分もあるとは思います。
 ただ、このサッカーを延長し、このチームに何人かを補強すればJ1でも戦える、といった手応えを感じられればいいのですが、現状ではその点でも難しい内容なのかなと思わなくもありません。
 まだプレーオフも含めれば残り試合もありますし、まずはこの浦和戦でどこまでやれるのか注目していきたいと思います。