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パラ閉幕とBリーグ開幕と精神障害者バスケ

 9月18日を持って、リオデジャネイロパラリンピックが閉幕いたしました。
 オリンピックほどではなかったかもしれませんが、NHKを中心にメディアにも多く取り上げら、障害者スポーツを知る良い機会となったのではないでしょうか。
 2020年の東京五輪に向けてパラリンピックへの興味・関心を高め、選手たちを強化していくことも大事になっていくのでしょう。



 これまでにもお話してきたように、私は精神障害者バスケットボールを支援する『日本ドリームバスケットボール協会』に関わっています。
 2020年に向けてスポーツ熱の高まりが期待される中で、精神障害者スポーツも盛り上げていきたいところ。
 しかし、残念ながら、現在はパラリンピック精神障害者は出場できません。


 内閣府によりますと、平成25年度時点での国内の身体障害者は366.3万人、知的障害者は54.7万人、精神障害者は330.1万人いらっしゃるそうです。
 精神障害者も少なくない人数であることがわかりますが、スポーツ環境においては後れを取っている面もあると感じます。
 現在精神障害者スポーツではバレーやフットサルなどの競技がリードする中、精神障害者の選択肢を増やすためにもバスケを普及していこうというのが私たちの目的となります。



 ちょうど今年の9月22日には、新たな男子プロバスケットボールリーグ『Bリーグ』が開幕します。
 日本ではNBLbjリーグの2つのリーグが混在する状況となっていましたが、それを1つにまとめリーグを開催していくこととなりました。
 開幕戦はフジテレビでも放送され、その後の試合もNHK BSやスポナビライブで中継が行われるそうです。


 ぜひ国内でのバスケ人気に火がついてほしいところですが、現状では精神障害者バスケも苦労が多い状況です。
 良い会場が確保できなかったり、選手、スタッフの集まりももう少しだったり。
 お金の面でも苦しいところがあります。



 毎年開催している全国障がい者バスケットボール大会『ドリームカップ2016』を、今年は12月4日(土)に千葉ポートアリーナで開催します。
 その大会に向けて、9月24日(土)には精神障がい者バスケットボールチーム『千葉 BUZZER BEATER』主催の交流会を実施。
 そして、10月8日(土)には東京都北区で、『精神障がい者バスケ交流会IN東京』を実施します。


 昨年も埼玉で交流会を行い、『ドリームカップ2015』に向けて盛り上げていこうという考えでした。
 しかし、昨年も去年ももう何ヶ所かで交流会を実施する計画があったのですが、会場確保の問題などがあり叶わず…。
 運営の難しさを感じているところです。


 ただ、2014年にNPO法人化して本格的に活動がスタートしてから現在まで、コンスタントにバスケをしたいという当事者の方からメールを受け取っています。
 京都、埼玉などに加えて、今年は北海道や高知などでも活動がスタートする可能性が出てきておりますし、徐々に精神障害者のバスケが広がりを見せている実感もあります。
 そういった活動の1つ1つを大事にしながらも、更なる発展を目指していきたいところです。



 今夏には障害者とのあり方や考え方などが大きな話題になりましたが、1つの正解があるようなものではなく、様々な捉え方があるはずだと思います。
 しかし、スポーツというものは障害の有無などには関係なく、多くの人が純粋にプレーをして楽しみ、見て楽しむことが基本だと思いますし、そういった機会を増やすことによって多くの人が通じ合える場を作れればと考えています。
 まずはこういった活動もあるんだということを、当事者の方たちにも、そうではない方たちにも知っていただきたいと思います。
 早くも内部では来年に向けて様々な企画が進行していますので、興味・関心のある方はぜひ協会までご連絡ください。
 そして、まずは『ドリームカップ2016』成功に向けて、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。