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東京での交流会開催と『ドリームカップ2016』の告知

 私が参加している精神障害者バスケットボールを支援するNPO団体『日本ドリームバスケットボール協会』が、10月8日に『精神障がい者バスケットボール交流会IN東京』を実施しました
 今回は大きな広報活動が出来なかったのですが、それでも20名以上の参加者が集結。
 そのうちの約半数がインターネットでこの交流会を知った新規の方だったそうで、ネット広報担当としては非常に嬉しい結果となりました。



 どのようなネットでの広報活動をしたかというと、協会のHPで交流会の告知、TwitterFacebookなど協会SNSでの拡散、そして私個人のSNSや「ゆっくりいこう」での紹介となります。
 今回は精神障害者フットサル支援団体『日本ソーシャルフットボール協会』のFacebookでもご紹介していただいたので、そのルートで知ってくれた方も多かったのかもしれません。
 しかし、もしかしたら「ゆっくりいこう」経由で来られた方もいらっしゃるかもしれませんし、拡散していただいた方々も含め感謝の気持ちでいっぱいです。


 今回の件でネットでの広報の可能性を証明することが出来たということになるわけで、私個人として嬉しく思うのはもちろん、障害者スポーツ分野におけるネット活動の価値も示すことが出来たのではないかと思います。
 もっと簡単な言葉で言えば、「ネットもまだまだ捨てたものではないぞ」と、私自身も感じたということになります(笑)
 実際、当協会が設立して本格的に活動を始めてから2年が経ちますが、毎月のように精神障害者バスケをやってみたいというメールは来ているようです。
 そういった方たちの思いを大事にして、実際にバスケをするところまで形にすることが我々の使命の1つになると思います。



 逆に今回も課題としてあがったのが、会場の確保。
 準備期間が短かったこともあって、ハーフコートしか借りることが出来ず、開催時間も短かった。
 予算が苦しい問題もあって、なかなか良い場所を確保することが出来ない状況です。


 スポーツ施設確保の問題は健常者にもいえることで、為末大氏は日本のスポーツ施設に関してこのようなつぶやきをしています。

人口に対しスポーツ施設が少ないのは確かだけれど、それは学校施設の解放でかなりカバーできる。スポーツ施設は立派であるよりも、歩いてすぐの場所にあって、簡単に借りられることが大事。結果として施設が借りにくい日本では公道で行える市民マラソン人口ばかり増える。

 当協会でも学校施設を借りようかという話は出たのですが、市民でないと借りることが出来ない場合が多く、条件などを考慮すると簡単ではないのが実情です。


 私も以前テニスコートを借りようとしたら、市営施設にも関わらず「会員になってコートの草むしりなどを定期的に行うことが条件」と言われ、断念したことがあります。
 社会人に定期的な参加は難しく、実際そのコートはリタイアしたと思われる高齢者の方たちが主に使っていました。
 利用者が助け合って運営するという形が悪いことだとは思いませんが、私設確保の問題がスポーツの大きなハードルとなっているのは事実だと思います。



 バスケのメリットは、体育館とボールの確保さえ出来れば、気軽にプレーできることだと思います。
 加えて、バスケは多くの選手が得点を狙うことが出来るスポーツ。
 障害者バスケだけでなく、健常者のバスケもそこをウリにすることで、より広がっていってほしいと思います。


 しかし、日本だと現状では学生プレーヤーは多いものの、社会人になるとやめてしまうことが非常に多いようです。
 他の競技にもいえることではあるのでしょうが、サッカーは社会人フットサルが盛んになってきた印象で、近年は駅の近くのフットサルコートも増えているように思います。
 それに比べるとバスケは、施設の面でも後れを取っているのではないでしょうか。



 当協会では12月4日(日)に全国精神障がい者バスケットボール大会『ドリームカップ2016』を開催します
 会場は今年も千葉ポートアリーナですが、メインアリーナではなくサブアリーナになってしまいました。
 ポートアリーナは熊谷市長を中心に車いすスポーツ誘致を積極的に行っていますが、その分他のカテゴリーで施設確保に苦しむ人たちが増えるということにもなります。
 東京オリンピックパラリンピックに向けてスポーツ熱が高まっていけば、こういったケースも増えより一層施設の問題は出てくるのかもしれません。


 大会参加費は頂きますが、場所とボールはこちらが準備して運営も行うことになります。
 チームだけでなく個人参加も可能ですので、対象者の方は気軽に来ていただきたいと思っております。
 昨年は年末に実施したせいか、参加者減って残念な思いもしましたが、今回は何とか増やして大会を盛り上げていきたいところです。
 参加申し込みの締め切りは11月12日となりますので、よろしくお願い致します。