当ブログはプロモーションを含みます

新しい精神障害者イベントを開催します!

 以前にもお伝えしたように、私は精神障害者バスケットボールの普及活動などを行っている『日本ドリームバスケットボール協会』に参加しています。
 今年は全国ツアーのような形で各地でイベントを行っており、熊本では100人以上、札幌でも50人近くの参加者が集まりました。
 今後は11月に千葉で全国大会を実施し、沖縄、高知、大阪などへも向かいます。


 運営方法やリソースの確保など、まだまだ課題は多い状況です。
 しかし、精神障害者スポーツが他の障害者スポーツと比較して、普及の面で後れを取っていること。
 中でもバスケは近年スタートしたことを考えると、まずは多くの方々に認知していただくことが大事だと思いますので、そういった意味では
少しずつ前進できているのかなとも感じます。



 そんな中、精神障害者スポーツをリードしているフットサルの方々と、共同で何かできないかという議論も水面下でしてきました。
 当初は球技大会のような形で同時開催が出来れば…という話もあったのですが、現在における精神障害者スポーツの課題として、フットサルやバスケの普及により競技性が高まって初心者が参加しづらくなっていること。
 また、精神障害者の中には散歩程度しかしておらず、運動することから離れている方も少なくないことがあげられました。


 そこで普段スポーツに接することの少ない当事者の方たちに対して、スポーツの楽しさを伝えるイベントを開催しようということになりました。
 さらに医療関係者に講習会を実施してスポーツ指導の基礎を学んでもらうことによって、継続的なスポーツ支援を目指していきます。
 今回は『バルシューレ』と呼ばれる、ドイツで子供の運動不足解消のために作られたプログラムを実施することも決まりました。



 どれほどの参加者が集まるのか、うまく効果が出るのかもまだわかりませんが、理念としては非常に社会性の高いものだと思います。
 より多くの精神障害者に対して、スポーツを通じて少しずつでもコミュニケーションを取り、社会との触れ合いの場を提供していくことは、大きな可能性を秘めているのではないかと思います。
 東京オリンピックパラリンピックも近づく中で、スポーツの有効性を問われることも増えていくのではないかと思いますが、1つの在り方を証明することが出来れば…とも思います。


 初回はテスト的な意味合いも強くなるかもしれませんが、「こういった活動もあるんだ」ということをぜひ広めていただければと思います。
 詳しくは『スポーツで元気になるフェスタ公式ブログ』をご覧ください。