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2022年 J2順位予想と全チーム一言コメント 前編

 ちばぎんカップが終わったばかりですが、開幕目前ということで、今年もJ2の順位予想をしていきたいと思います。
 ちなみに昨年の順位予想もかなり外してしまいましたが、自動昇格の磐田と京都は当たっていたので、そこは良かったです。
 正確な順位はなかなか当たらないかもしれませんが、現時点でライバルチームをどう捉えているのか、ジェフの立ち位置をどう予想するのかを、コメントも併せて見て行こうと思います。

 全チーム一気に取り上げると長くなってしまうので、前後編に分けてアップいたします。
 まずは前半は1位から10位まで。

1位:横浜FC(昨年:J1・20位)

 昨年はJ1最下位でしたが、今オフは長谷川(川崎)、山下(東京V)、中村(FC東京)、和田(横浜FM)、亀川(長崎)など積極補強。
 瀬古、松尾、前嶋などは流出しましたが、戦力は十分だと思います。
 さらにミネイロ、ヴィゼウ、クレーベ、ガブリエウ、ブローダーセンと、5人の外国籍選手を残留させたこともコロナ禍では賢いやり方だと思います。

 逆にタレントが多すぎることが不安ですが、新監督は札幌をJ1昇格に導いた経験のある四方田監督。
 ジェフOB早川監督もコーチとして残ることが決まっており、体制も強固な印象です。

2位:大分(昨年:J1・18位)

 天皇杯準優勝も記憶に新しい大分は、多くの選手が残留。
 トレヴィザン、長谷川などが退団したものの、エドゥアルド・ネット、中川などを補強しています。
 ただ、選手の動きが少なすぎて、マンネリを招く懸念もあるのではないでしょうか。

 そこを下平新監督でいかに刺激を与えるのか。
 下平監督もJ1昇格経験があり、横浜FCと共に本気度を感じます。
 新外国人FWサムエルが当たれば、優勝の可能性もあるのではないでしょうか。 

3位:新潟(昨年J2・6位)

 福田やロメロ・フランクなどは退団しましたが、シノヅカ(柏)、伊藤涼太郎(水戸)などを補強し、秋山、渡邊などもレンタルから復帰。
 大宮時代のシノヅカはJ2で驚異でしたし、もともと戦力はあるチームで、噂された選手流出も抑えました。

 あとは市原緑高出身の松橋新監督の手腕が、順位を決めると思います。
 コーチ経験は長いものの、監督は横浜FMユースのみとのことで、未知数なところがあります。
 昨年アルベルト監督が築き上げたパスサッカーから、いかに勝てるサッカーに転換できるかがポイントでしょうか。

4位:仙台(昨年J1・19位)

 仙台はスウォビィク、アピアタウィア、上原、西村などが流出。
 しかし、GK杉本(磐田)、内田(鳥栖)、若狭(東京V)、名倉(長崎)、遠藤(鹿島)、中山(水戸)など、J2経験者を中心に補強。
 さらにC大阪で活躍したデサバトの獲得も決まっています。

 原崎監督は監督経験は少ないものの4‐4‐2でサイドに散らして素早く攻める、仙台伝統のサッカーを展開してきた印象です。
 昨年終盤から指揮を執っているリードもあるのではないでしょうか。
 ただ、怪我人も出ていますし、ボランチが薄い印象もあるので、デサバトの状態が重要となるのではないかと予想します。

5位:長崎(昨年J2・4位)

 松田監督の下でプレー経験のあるクリスティアーノ(柏)補強で、下馬評の高い印象のある長崎。
 しかし、新里、毎熊、亀川、名倉など主力選手も流出しており、苦労する可能性もあるのではないかと予想します。
 特に毎熊はスピードがあってクロスの質も高く運動量豊富なSBで、松田監督のサッカーにおいて重要な存在だったと思います。

 そこを元ジェフの高橋(柏)や奥井(清水)などが、どれだけ埋められるか。
 植中、加藤聖、江川など、若手がさらに伸びるかも注目ですね。

6位:徳島(昨年J1・16位)

 上福元、ジエゴ、福岡、岸本、岩尾、小西、鈴木、藤田、宮代、垣田と多くの主力が流出した徳島。
 ただ、岡山を支えた白井、安部をはじめ、石尾(金沢)、新井(C大阪)、長谷川(大分)、櫻井(神戸)、藤尾(水戸)など有力な選手の補強もしています。
 さらにバルセロナBでプレー経験のある、スペイン人GKスアレスの加入も決まっています。

 ポヤトス監督が続投となったこともプラス材料。
 2列目の選手たちは残りましたし、昨年はJ1の16位で最後まで残留を争ったチーム。
 DFとボランチでビルドアップを再構築できれば、上位進出も可能ではないかと思います。

7位:甲府(昨年J2・3位)

 泉澤は抜けましたが、 前線のウィリアン・リラ、長谷川、鳥海、宮崎のシャドー、荒木、関口、須貝のWBと、その他の強力な攻撃陣は残留。
 それよりも、野津田とメンデスが抜けた穴が気になるところ。
 特にCBは薄いイメージですから、新外国人DFヴィスキが戦力として期待できるかどうか。

 伊藤監督が抜けましたが、吉田監督が就任。
 吉田監督としては甲府でリベンジということにもなりますが、スタイルはここ数年大きく変わらない印象ですし、違和感なくやれるのではないかと予想します。

8位:山形(昨年J2・7位)

 7位までの顔ぶれはスッと決まりましたが、8~10位で悩みました。
 8位に予想した山形はビクトル、熊本、中原、林、ヴィニシウスなどが退団。
 特にヴィニシウスは2年連続14得点ですから、その存在は大きかったと思うのですが、怪我が多いのがネックでした。

 しかし、後藤(金沢)、木村(FC東京)、小西(徳島)、河合(松本)、鈴木(松本)、藤本(愛媛)など、面白そうな選手たちを補強。
 現在のスタイルに合った選手が多い印象で、はまれば昇格争いの可能性も十分あるのではないでしょうか。

9位:町田(昨年J2・5位)

 昨年5位の町田ですが、10ゴール10アシストの活躍を見せた吉尾が横浜FMに復帰。
 一昨年水戸で活躍した山口(松本)を補強しましたが、町田は縦に速いサッカーを展開するので、少しイメージとは違う気もします。
 穴埋めに他選手をコンバートする可能性もあるかもしれませんが、選手層は厚くないチームなだけに、吉尾の後釜探しに苦労する可能性もあるのかなと思います。

 また、前線の軸がいないことが課題かなと思っていたのですが、ここに来て山形FWヴィニシウスの加入が決定
 スタイルもあうのではないかと思いますし、この情報で1つ順位を上げました。
 若い選手が多いので全体が成長して勢いに乗れば、更に上も狙えるのかもしれませんし、水本、田代に代わって加入した岡野も、その若い勢いに乗っていきたいですね。

10位:ジェフ(昨年J2・8位)

 厳しい評価かもしれませんが、ジェフは10位に予想しました。
 秋山(仙台)、ダニエル・アウベス、佐々木(岩手)などは補強しましたが、小田、安田、岡野の放出は大きく、特にサイドは守備の出来る選手が少ない状況に。
 オフの動きが少なかったことによる停滞感も懸念されるところで、開幕前の練習試合で勝ち星なしという結果も若干気になるところです。

 風間(琉球)、高木(C大阪)の2列目で、どれだけプラス材料をもたらすことが出来るか。
 サッカー批評の記事でもJ1昇格の可能性は「BよりのC」と書かれており、POからの昇格が現実的な目標となるでしょうか。
 楽ではないシーズンだと思いますが、予想を裏切る活躍を期待したいと思います。



Jリーグ選手名鑑2022 J1・J2・J3 (エルゴラッソ特別編集)