待ちに待ったF1開幕戦バーレーンGP。
今年も各チームの勢力図はどうなるのかさまざまな推測がされましたが、蓋を開けてみればレッドブルのフェルスタッペンがポールトゥウイン。
予選まではマシンバランスに納得していない様子でしたが、しっかりまとめ上げてきたのはさすがで、チームメイトのペレスと1‐2フィニッシュを果たしています。
大きな話題をさらったのがアストンマーチンの大ベテラン・アロンソで、フリー走行ではポールもあり得るのではないかとまで言われていました。
予選は5位と伸ばしきれませんでしたが、決勝ではフェラーリのルクレールが終盤にリタイアしたこともあり3位表彰台を飾りました。
フェラーリは速さはあるものの、信頼性やタイヤの消耗に課題がありそうです。
アストンマーチンは怪我明けのストロールも6番手につけており、昨年3番手だったメルセデスはアストンマーチンに先を越されてしまった印象です。
さすがに長いシーズンですから巻き返してくると思いますが、かなり厳しいスタートに。
逆にアストンマーチンは、どこまでこの勢いをキープできるのか注目です。
F1も3年目となった角田のアルファタウリはフリー走行からタイムが伸びず、最下位争いになるのではないかと予測されました。
しかし、予選では角田がQ1を見事に突破して14位に終わり、決勝でもポイントまであと一歩の11位で終えました。
最後のピットストップでのロスが長く、あれがなければポイントも可能だったのではないでしょうか。
ベテラン新人デフリースとの争いで、開幕前は角田の方が劣るのではないかと言われていましたが、少なくともバーレーンでは完勝。
角田は大きなミスもなくフリー走行から常に0.5秒以上の差をつけていましたし、デフリースは予選でも19位、決勝でも14位と角田の後ろをいく展開に。
角田の表情が変わったという意見もあるそうですし、今年はガスリーも移籍してより意識が高まったのでしょうか。
角田選手、顔つきが変わったって色んな人が言います。落ち着いてきたというのも聞きます。
ただ、デフリースがこのままの展開で行けば、角田は勝って当然という評価になってしまうかもしれません。
昨年代打でウィリアムズから出走しポイントをゲットしたとはいえ、当時からウィリアムズのマシンは悪くなかったし、28歳と遅いF1デビューは何か課題があるのではないかと思われる可能性もある。
そんないろんな意味で難しい相手との勝負になりますし、F1内での角田の評価も2年間である程度固まってしまった部分もあると思います。
しかし、ともかくミスをしなければ確実に勝てる相手ではあると思うので、落ち着いてレースをしつつチームを引っ張るリーダーシップを見せていく必要があるのでしょう。
来週に控えたサウジアラビアGPはストレートも長く、アルファタウリのマシンには合わない可能性もあるようですが、開幕戦と同様に粘りのレースを見せて欲しいと思います。