私の話になりますが、今年のゴールデンウィークは前半に帰省することになりました。
そのため、大宮戦の更新は予測できず、遅くなるかもしれません。
ざっくり試合を見て短い更新になるかもしれませんが、5月2日(木)までには更新したいと思います。
ゴールデンウィーク期間ということで、Jリーグは連戦。
ジェフは4月29日(土)に大宮戦、5月3日(水)に山口戦、5月7日(日)に磐田戦が待ち受けています。
J2もこの連戦が終われば14試合が経過ということで、そろそろ勢力図が固まってくるのではないでしょうか。
ジェフは20位と低迷していますが、現在J2で注目されているのが、秋葉監督に交代となった清水でしょう。
監督交代から3勝1分と見事な成績を収めており、この勢いは本物かもしれません。
また、山形も前節東京V戦で渡邉監督に交代後、初めての勝利を飾っていますし、ジェフももう少し危機感を持った方がいい状況なのではないかとも思います。
今季ここまでのJ2は、特徴として町田、秋田、東京Vなど堅守速攻のチームが上位に立っています。
J1も守備的なチームが浮上しているようでトレンドの変化もあるのかもしれませんし、夏場になればパスサッカーが浮上してくるかもしれません。
ただ、例年J2は本命チームがこけると、2番手以降の堅守速攻のチームが上位を占める印象もありますから、清水がこのまま順位を上げていけばまた状況は変わるのかなとも思います。
その清水が前節3‐0で勝利した相手が、明日ジェフと対戦する大宮ということになります。
大宮は昨年途中から指揮を執っている、相馬監督が続投。
現在4勝7敗で17位となっています。
今年も相馬監督らしく、4‐4‐2で前後左右にコンパクトなサッカーを展開。
そこから素早いカウンターを狙う、日本では珍しい印象もあるスタイルで戦っています。
全員で守備をして、機動力も求められる、組織的な戦い方となっている印象です。
ただ、一時期の大宮に比べれば、選手の小粒感は否めず。
昨年には大宮は10億円の予算削減があったことを発表し、外国籍選手もクラブ史上初めて不在となったそうです。
ジェフも今年は外国籍選手がいないわけですし、CFやCBなど一部ポジションは補強が少なかった。
大宮は昨年19位に終わっていますが、ジェフも他人事ではない状況だと思います。
大宮はコンパクトなスタイルがベースのチームですので、ジェフとしてはハイプレスでぐいぐいと押し込んでゴールを狙う。
プレスをかける方としては広くポジションを取られた方が難しいですし、大宮も遅攻時は開いてパスを回しますが、相手が開く前に圧力をかけて行き詰らせる。
あるいは、遅攻でタメを作り、逆サイドを突いて揺さぶっていく。
数戦前までならそういった予想が出来たのですが、前節熊本戦でのジェフはかなり守備的な戦いを展開していきました。
そのため、自信を持ってジェフが前に出ていくだろうと予想するのも難しくなりましたね。
相手次第で、ハイプレスとリトリートを使い分けるチームとなっていくのでしょうか。
しかし、それだと、成績も内容も安定してはいかないかもしれない。
ある程度は臨機応変に戦うべきなのはもちろんですが、ベースとなる部分、ぶれない部分はしっかりと築き上げるべきでしょう。
そこが全体的に前掛かりなサッカーなのか、ハイプレスなのか、攻守の切り替えの部分なのか、縦に速い攻撃なのか。
そのベースの部分をどこに設定しているのかを、現在のジェフは問われているのではないでしょうか。
そこがぶれるようだと、例え短期的な結果という意味では良かったとしても、長期的な成長という意味ではあまり期待できないかもしれません。
その点で今季序盤は期待できるのではないかと思っていたのですが、ここ数戦でちょっと雲行きが怪しくなってきたのかなといった印象です。
先ほども話したように、ジェフも予算が厳しくなりつつあるのではないかと思います。
今はクラブとしても踏ん張りどころではないかと思いますし、予算が減少してチームが完全に低迷する前に、確固たるチームの方向性を見出したいところ。
その岐路に立つゴールデンウイーク連戦となるのかもしれません。