連戦最終戦の徳島戦は、1-0でジェフの勝利。
貴重なゴールを上げたのが、左SHでスタメン出場している椿でした。
ゴールは中盤の右から、高橋がアーリークロス。
距離のあるクロスでしたが、これがファーの椿まで届く良いボールでした。
これを椿がダイレクトで合わせて、見事なシュートを放ち、ゴールを上げています。
#4月7日 #明治安田J2リーグ#第9節#徳島ヴォルティス
— ジェフユナイテッド市原・千葉【公式X】 (@jef_united) 2024年4月7日
ゴールシーンをPLAYBACK🎥
10分#椿直起 選手のゴール⚽️#髙橋壱晟 選手のアーリークロスをダイレクトで合わせた技術の高いゴール✨
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徳島の守備も試合序盤は非常に怪しく、特に右SBエウシーニョ後方にスペースが生まれがちで、そこを突いていくつかチャンスを作っています。
このシーンでも高橋がアーリークロスを上げた瞬間に、エウシーニョのポジション取りが中途半端でDFラインより前へ出ていたため、後方にスペースが出来ていたことがわかります。
そこをよく高橋が見ていたとも言えますが、ゴールシーン以外でもエウシーニョの裏を狙う攻撃が多く、チームとしてそこを狙っていたのでしょう。
だからこそ、高橋も中盤で受けてすぐに、アーリークロスという選択を選んだのではないかと思われます。
とはいえ、その高橋のクロス精度も良く、椿もシュートを見事に抑えて決めています。
落下する直後のクロスに合わせて決めたもので、少し戻りながらの体制だったことも含めて、難しいボールだったと思います。
椿のテクニックが光ったシーンでした。
水戸時代や北九州時代にも感じましたが、椿は意外とアシストよりもゴールのイメージが強いですね。
精度の高いクロスや周りを活かすラストパスを出すというよりも、自らゴールに向かってプレーすることが多い印象です。
今回もそういったゴールに向かうセンスが出たシーンなのかもしれません。
一方で今季椿の出場が増えているのは、Youtubeでも説明しましたが、攻撃時に2インサイドになって、左右SHはサイドに開いてほしいという意図があるからではないかと思います。
ドゥドゥだと中央に入りたがるプレーが多く、中央が混線しがちという発想もあったのかもしれません。
実際、椿は中盤ではサイドに開いていることが多く、栃木戦でもワイドな位置で裏を取っていきました。
そこからゴールを狙うプレーも出来ることは心強いですが、一方でワイドなアタッカーということであれば、もう少しチャンスメイクの部分でも数字が欲しいところなのかもしれません。
また、徳島戦では序盤こそジェフが相手の裏を取ってチャンスを作っていきましたが、前半中盤以降は相手の方が盛り返して、守備の時間が増えていってしまいました。
そうなると、椿の守備力やサイズの問題も気になってしまう時もありますね。
ただ、そこはチームとして劣勢に立たされたという問題も大きいでしょう。
実際、SPORTERIAによると、ゴール期待値は徳島が1.29でジェフが0.65と、ほぼ倍の差が開いています。
徳島の決定力に救われ、逆にジェフは椿の決定力で勝てた試合という捉え方も出来ると思います。
椿自身、調子も良いのではないかと思いますし、よりプレーのバリエーションを増やして成長していってほしいですね。