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パリオリンピック 日本代表 5-0 パラグアイ代表 ジェフも参考になるサイド攻撃から先制し大勝スタート

 パリオリンピック初戦。
 ちょっと観客の数は残念ではありましたが、

 日本は残念ながら半田が直前に負傷し代表を離脱。
 鈴木が代わりにメンバーに入って、バックアップメンバーにジェフアカデミー出身の内野が入りました。
 大会直前にバックアップのルールが変わったことで重要性も増しましたので、大事なメンバーの一員となりました。

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 さて、パラグアイ戦。
 日本はフランス戦とは違って、試合の入りも非常に良かったと思います。
 出足も良く、落ち着いたプレーで優勢に戦っていきました。

 立ち上がりからボールを持つ展開が続き、パラグアイが4-4-2で守る形に。
 いったんはパラグアイが日本の攻撃に慣れて、停滞しかけたようにも見えました。
 ただ、プレスもフランスほどの圧力はなく、日本も焦ることなく攻めていたとも言えると思います。


 そして、19分。
 左サイドで斉藤の間を通すクロスから、大畑が抜け出してマイナスのクロス。
 これを足元で受けた三戸が冷静に決めて、先制ゴールを上げます。

 25分にはパラグアイの選手が、平河へのラフプレーで一発レッド。
 ただし、そのプレーで負傷した平河も交代と、日本も痛手を負うことに。
 これでパラグアイは4-4-1になりました。


 ただ、パラグアイが無理をしなくなったこともあって、徐々に日本もそのペースに合わせてしまった印象。
 そして、後半からパラグアイは4-1-4-1に変更して、前からプレスをかけ、攻撃でも中盤を省略してきました。
 ジェフは劣勢になる苦しい展開に。

 しかし、そこを日本が何とか耐えると、63分に斎藤の仕掛けから水戸が合わせて2点目。
 この2点目でパラグアイの気持ちが切れると、66分にも山本のゴールで3点目。
 さらに81分にも途中出場の荒木のFKから、こちらも途中出場の藤尾が合わせて4点目、続けて87分にもカウンターから藤尾が決めてダメ押し。


 パラグアイは1人少ない状況で長時間戦い、苦しい展開になったとは思います。
 ただ、退場者が出る前から日本は優勢に戦えていましたし、総じて日本選手たちの動きは非常に良かったと思います。
 ボールも良く動かせていたし、しっかりと走れていましたね。

 長くサッカーを見ていくと、この大舞台でもパラグアイ相手にここまで優勢に戦えるようになったんだと驚きすら感じます。
 カタールW杯ではスペインやドイツに勝利したとはいえ、格上相手の堅守速攻展開。
 対等に戦って優勢に勝てることを見せるということは、また違った価値があると思います。


 ジェフの話も少しすると、日本は同じシステムなので、参考になるところがあると思います。
 特に日本はサイドからのパスワークも展開出来ていて、左右SHはサイドに張ることもありますが、それだけではなく流動的に動いて1点目のシーンのようにパスの出し手になったり、引いてボールを受けようとする動きもある。
 裏狙いの展開などはジェフの方が出来ているとは思うのですが、そのあたりのサイド攻撃において、日本の方がより柔軟に戦えている印象です。

 幸先の良いスタートになりましたが、油断せず次戦も勝ってグループ1位を目指してほしいところではないかと思います。
 次のマリ戦は、日本時間で28日の早朝4時からとなります。