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ルヴァン杯 富山 4-2 ジェフ 連戦でお互いにメンバー大幅変更もジェフの完敗

 J2チームが登場したルヴァン杯ですが、思った以上に各チームが大幅なターンオーバーをしてきました。
 大きくスタメンを入れ替えていないのは熊本くらいで、ジェフもスタメン11人全員を変更しました。
 富山も大きくメンバーを変えてきましたが、結果的にはジェフの完敗だったと思います。

 やはりジェフはメンバーを入れ替えたことによって、全体的に戦力ダウンしたところは否めないと思います。
 対する富山は選手を入れ替えたと言っても、怪我明けの復帰組も多く、前回対戦時より戦力的には上だったのかもしれません。
 また、試合前にも話した通り、やはり富山は前へプレスをかけている時こそ良いサッカーができる印象で、前回は引きすぎたことを反省したのか、今回はより前へ出てきたように見えました。

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 今回はテスト的な意味合いも強かったと思いますし、ここで負けたことは悪いことばかりでもないと思います。
 課題や足りない部分も見つかったし、これでリーグ戦にも集中できることになります。

 特に試合の入りが悪い問題は、リーグ戦でも見られた課題だと思います。
 また、今年はハイプレスメインでのスタイルではなくなったこともあって、いざプレスにいこうとすると中途半端になることが多く、その裏を取られることも多い。
 これもリーグ戦で気になっていた部分ですが、それがより明確に表れた試合だったのではないかとも思います。


 そのあたりを改めて確認して、気を引き締められたという部分ではよい敗戦だったのかもしれません。
 ただ、この敗戦でリーグ戦での勢いも止めてしまったら、それは大きな問題になりかねない。
 それが心配だったのである程度戦力を維持して戦うのかなとも思ったのですが、それよりもテストやコンディションを優先したということなのかなと思います。

 実際、テストをしたことによって、良くも悪くも分かったことがあったとは思います。
 この敗戦を無駄にしないためにも、ここからの戦いが大事ですね。

■富山が何度もチャンスを作り1点リードで折り返し

 ジェフはスタメン全員を入れ替え、GK鈴木、DFは右から松田、谷田、河野、前、MFは右から杉山、小林、田口、吉田、前線に安井とカルリーニョス。
 サブでエドゥアルド、風間、米倉、田中などが復帰しました。
 この顔ぶれでも不在ということは、林、デリキ、久保庭などは、やはり怪我ということでしょうか。

 富山はGK田川、CB神山以外のスタメンを変更。
 しかし、CB酒井、MF吉平、FW碓井などが、怪我からスタメン復帰を果たしています。
 元ジェフ松田力はお休みで、GK大久保はサブに入っています。


 4分、富山が先制。
 谷田のロングパスを井上が拾い、吉平とワンツーで崩してラストパス。
 これに末木が合わせてゴール。

 ジェフは動きの重い立ち上がり。
 ボールを持ってもうまく前に持ち込めず、守備でも軽い場面が目立ちます。
 富山は積極的にプレスにいき、裏を狙ってリズムを作っていきます。


 12分にも富山の攻撃。
 高い位置で、浮き球のボールを碓井が拾い松岡へ。
 松岡が持ち上がり、反転してシュートにいきますが、GK鈴木が横っ飛びで対応。

 その直後にも富山のチャンス。
 右サイド後方でのジェフのスローインをヘディングで跳ね返されると、これがジェフDF裏へ。
 これに碓井が反応し抜け出してシュートに行きますが、サイドネットの外。


 しかし、14分、ジェフが同点ゴール。
 右サイドで杉山が仕掛けて、右足でクロス。
 これを田口がボレーでうまく合わせて1-1。

 その後は富山が攻め込む展開が続き、21分に富山が勝ち越し。
 吉田と対面した松岡が逆足でクロスを上げると、吉平が頭で折り返します。
 井上が谷田と競って潰れたところ、裏でフリーになった碓井が合わせて1-2。


 その後はジェフが攻め込む時間が続きますがチャンスは作れず、逆に41分には富山の決定機。
 深澤のロングスルーパスで、ジェフのプレスの裏を取り、碓井が完全に抜け出します。
 3対1の数的優位でシュートに行きますが、GK鈴木がセーブ。

 44分にも富山のチャンス。
 富山が松岡と井上の関係で右サイドを崩すと、井上が中央へラストパス。
 薄井がシュートに行きますが、バーの上に終わり、1-2で折り返します。

■ジェフが追う展開も後半は富山ペースで2-4の完敗

 1点を追うジェフは共に前半痛めていたカルリーニョスと田口を下げて、風間と岩井を投入。
 岩井が左SH、吉田が前線、風間が前線兼右インサイドで、安井がボランチ兼左インサイドに下がりました。

 後半開始直後、富山の攻撃。
 左サイド奥からのスローインを、井上がキープして、杉山の前を取って抜け出した吉平がラストパス。
 碓井が受けますが、合わせきれず。


 51分、富山が追加点。
 カウンターから中盤後方で末木が安井を交わして、ロングパス。
 碓井が競争になった谷田を抜いて、シュートを放ち1-3。

 57分にも富山のチャンス。
 ジェフがプレスに行ったところを、GK田川のロングキックで交わされ、吉平が谷田と競り勝ってラストパス。
 井上が狙いますが、GK鈴木がファインセーブ。


 劣勢の続くジェフでしたが、61分にセットプレーから1点を返します。
 右サイドからのCK。
 杉山が蹴ると、こぼれたところを反応した前が、中盤からミドルで決めて2-3。

 その直後、ジェフは前と杉山を下げて、高橋壱晟と田中を投入し、松田が左SB、高橋が右SBで、田中が左SHで、右SHに岩井が回りました。
 しかし、65分に富山が追加点。
 右サイドで松岡が仕掛けてクロスを上げると、高橋のクリアミスを碓井が受けてシュートを放ち2-4に。


 71分、富山は碓井、吉平を下げて、古川、浦を投入。
 74分にも富山のチャンス。
 左からのCK、浦が蹴ると、こぼれたところをフリーになった梅木が狙いますが、ゴールの右。

 80分、富山は井上、松岡を下げて武、高橋馨希を投入。
 85分、ジェフは吉田を下げて、呉屋を投入。
 88分、富山は深澤を下げて鍋田を投入し、そのまま左SBに。

 試合終盤はジェフが攻め込む回数が増えていきますが、サイド大外を攻め込む展開が多く、チャンスまでは作れず。
 富山は最後まで前への姿勢を落とさず、そのまま2-4でジェフの敗退となりました。

■CBだけではなくSH問題やカルリーニョスの起用法も課題に

 スタメンを入れ替えたジェフですが、富山を相手に完敗に終わりました。
 昔からサブ組の試合は弱いところが伝統的にあるジェフですが、その傾向はいまだに変わっていないのでしょうか。
 CB二人が苦戦した印象も強く、結果的に鈴木大輔と鳥海の重要性が、より高まってしまった試合だったようにも思います。

 ただ、そこは今日スタメンだった河野と谷田の問題だけではなく、以前からCBに頼りがちな守備になっていた部分もあると思います。
 鈴木大輔と鳥海だからこそ、その大きな負担を跳ね返すことが出来ていますが、ゴール前で2人が跳ね返す場面も多かったですし、2人に依存し過ぎている傾向もあるのではないでしょうか。
 もう少し、全体的に隙のない守備を作っていかなければいけないのではないかと改めて思いました。


 また、守備面だけでなく、攻撃面でも課題があったと思います。
 やはりカルリーニョスと安井の前線だと、前線中央にポイントが作れず、攻撃のリズムを作りにくい。
 カルリーニョスのCF起用は、これまでのように試合途中からのカウンター狙いの展開なら良さも出せるかもしれませんが、平常時には難しいようにも感じます。

 パスを繋いで崩すようなサッカーなのであれば、0トップ気味にカルリーニョスが入っても良いのかもしれませんが、ジェフのメイン武器はサイド攻撃。
 その状況ではカルリーニョスが得意とする前を向く状態は作りにくいですし、今日も前半の出場だけでしたがシュート0本で終わってしまったそうです。
 カルリーニョスの能力には疑いようがないですが、やはりどこで使うのかが今後の悩みとなっていくのではないでしょうか。


 サイド攻撃に関しても悪いばかりではなかったですが、これまでは椿と田中がサイドの裏を完全にとって、チャンスを作るという展開が多かった。
 しかし、この試合ではそこまで完璧には、裏を取り切れないところがありましたし、相手の脅威にはなり切れなかった印象です。
 中央に怖さがなかったという部分もあったのかもしれませんが、富山のサイド対策に苦戦したまま90分間が過ぎてしまったように思います。

 こう考えていくと、CBばかりが悪かったわけではなく、全体的に課題が見えた試合だったと思います。
 両CBだけでなく、左右SHがいなくなったらどう戦うのか、FWも怪我もあって不足がちな問題がありますし、カルリーニョスもどこで使うのか。
 とはいえ、こういった課題が見つかったことは良い面もあるかもしれませんから、それをどうリーグ戦に活かすのかが大事ですね。

 何よりも、これでリーグ戦の勢いを止めないことが重要なのではないかと思います。
 ここまでも課題がありつつも乗り越えてきたわけですから、大きく状況が変わったわけではない。
 今回見つかった課題を克服しながら、結果を残していってほしいと思います。