水曜日に行われたルヴァン杯富山戦では、2-4で完敗となったジェフ。
シュート本数も富山が13本だったのに対し、ジェフは4本のみと、4失点した守備だけでなく攻撃面にも課題を感じました。
メンバーを入れ替えていたとはいえ、そこは相手も大差がない状況でしたし、反省材料の多い試合だったのではないでしょうか。
この敗戦を精神的に引きずらず、主力を戻して流れを引き戻したいところですね。
一方、リーグ戦では前節甲府にも2-1の逆転勝利をあげており、開幕から6連勝で首位に立っています。
J2で開幕6連勝は、11年前の湘南以来となるそうです。
11年前の湘南はそのまま14連勝まで進めて、最終的にリーグ優勝。
ただし、試合数なども異なりますが、1999年には開幕から7連勝を遂げた新潟が、4位に終わった例もあるそうですから、まだまだ油断はできない状況だと思います。
ジェフ以下の順位を確認すると、2位大宮、3位長崎、4位磐田、5位今治、6位に富山。
J3からの昇格組の躍進が目につきますが、当然まだ差は大きくないですし、上位での注目は開幕前からの下馬評も高かった長崎と磐田ではないでしょうか。
ジェフはその磐田と、連戦最終戦で戦うことになります。
J1から降格した磐田は、昨年途中から横浜FMを率いたハッチンソン監督を招聘。
非常に攻撃的なスタイルを展開している印象です。
オフにはジャーメイン良や鈴木海音、伊藤槙人などが退団しましたが、佐藤凌我、倍井、江崎、上夷などを獲得するなど、しっかりと補強も進め、戦力でいえばやはりJ2上位といえると思います。
今季の磐田は後方からしっかりとパスを繋ぎ、ボランチの上原、中村からの展開で攻撃を作っていくイメージ。
そこからのサイド攻撃が武器で、前線には長身CFペイショットが構える。
「5レーン」という言葉も今や古いのかもしれませんが、トレンドを取り入れたダイナミックな攻撃を仕掛けていきます。
その攻撃の中心となっているのが右SHクルークスで、高精度で非常に鋭いクロスボールを供給していきます。
足元の技術だけではなく、縦へ走り込む動きも見せてくる選手で、クルークスをいかに止めるかが、磐田対策の1つのカギとなるでしょう。
チームとしても中央でパスを繋いだり、右SBが中を走り込むことによって相手を中に引き付け外を空けるなど、クルークスを活かす攻撃を作り上げている印象です。
前線に脅威があることもあって、対戦相手はハイプレスをかけていき、クルークスがボールを持つ前段階で攻撃を潰すという戦法が、磐田対策の基本となっているように思います。
磐田も熊本から加入したCB江崎などを起用して後方からのビルドアップを重視していますが、まだ相手のハイプレスを交わすまでには至っていません。
第4節で富山に敗れたのも、相手のプレスにはまったところがあったと思います。
また、攻撃的なチームということで、守備面には不安がある印象です。
磐田も前からプレスに行くこともありますが、中途半端な印象もあり、中盤やサイドにスペースが生まれることも多い。
第6節終了時点で総失点は9となっており、J2でも6番目に多い数字となっています。
ここまでジェフは、攻撃的なチームとの相性が良い傾向があります。
3-2で勝利した第3節山形戦もそうですし、5-1で勝利した第5節愛媛戦に関しても、今年の愛媛は攻撃的でかなりのスペースを与えてくれました。
基本的にサイドの裏を取る攻撃がメインとなっているチームですから、相手にスペースがあると非常に戦いやすいのだと思います。
磐田も今季J2の中で特に攻撃的なチームといった印象がありますから、ジェフとしてはやりやすい相手となるかもしれません。
ただ、ジェフも守備面で盤石とはいえない状況ですから、展開次第では殴り合いの試合となる可能性もあるのでしょう。
ジェフも左サイドからの仕掛けが攻撃のポイントとなっていますので、ジェフから見て左サイドの攻防が注目となるのではないでしょうか。
今季のジェフはそこまでハイプレスを仕掛けていっていないだけに、ジェフが積極プレスをかけていくのか、プレスをかけたとしてそのプレスが磐田のビルドアップにはまるのか心配なところがあります。
先日の富山戦でもプレスが中途半端になってその裏を取られることが多かったですし、リーグ戦でもプレス時の守備バランスには若干不安を感じた部分がありました。
また、単純に磐田は1人1人の能力も高いですから、隙を見せれば一気にやられる可能性もあるでしょう。
それでも、リーグ戦での勢いと自信を取り戻して戦うことが出来れば、良い試合ができるのではないでしょうか。
磐田も守備などに課題があるように、他チームも足踏みしているところが多い印象ですが、ジェフにも課題はありますが、どこが早く完成度を上げられるかの勝負になっていくのかなとも思います。
アウェイ連戦でコンディション面では若干厳しいかもしれませんが、磐田とは因縁もあった間柄ですし、上位対決ということでハイレベルな試合を期待したいと思います。