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ルノー、永久出場停止処分も2年間の執行猶予付き

 再三このブログでも取り上げてきた“クラッシュゲート”に対する判決が下されました。
 ルノーに課された処分は永久出場停止。
 しかし、チームが自らの非を認めて主要人物2人を解雇し調査にも協力的だったことなどを加味して、2011年までの執行猶予がつくことになりました。
 すでにチームを去っているフラビオ・ブリアトーレはF1から永久追放を言い渡され、マネージメント契約をしているドライバーは手を切るように命じられ、パット・シモンズは5年間の追放が命じられたそうです。
 今までの報道の通りピケjr.はFIAに情報を提出したこともあって、罰則からは逃れられることになりました。
 詳しくはこちらなどで。



 順当な落とし所だと思いますね。
 F1の名誉のためにも、“八百長レース”に対して白の判定は出せない。
 しかし、今、ルノーという自動車メーカーがF1から離れられては困る…。


 だから、有罪だけど執行猶予を付けておいて、その間に何か問題を起こせば刑を執行する。
 しかも、こうしておけばルノーFIAの手の内における…と(笑)
 まぁ、最後の部分はともかくとして、初めからこれしかありえなかったのでしょう。
 とはいえ、これでイメージを悪くしたルノーが、今後今まで通りF1に居座るかどうかはわからないのでしょうが…。



 さて、ブリアトーレはバーニー・エクレストンと共に実質イングランド2部のQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)のオーナーでもあります。
 当初は今回の件でこちらの運営にも悪影響を及ぼすのではないかという話しがあったのですが(何せ八百長の主犯者ということになったわけですからね…)、一方で今後はサッカー運営に本腰を入れるのではないか…という見方もあるそうで。
 今後ブリアトーレがどう動くか、気になりますね。
 なにせ、ベネトンの代表としてミハエル・シューマッハーやロス・ブラウンロリー・バーンなどを集めチャンピオンに導くと、フェラーリにそれらの人材をセットで売却し一度は表舞台から退いたものの、またルノーで復活して今度はアロンソとチャンピオンになった人物ですからね…。
 こうやってF1から追放されたとしても、またどこかで何かをやらかすんじゃないかと思ってしまうんですよね。