当ブログはプロモーションを含みます

オシム監督「叶うならば再びベンチに座りたい」

 オシム監督のニュースが続きます。
 10月9日にオシム監督の「恐れるな!なぜ日本はベスト16で終わったのか?」という本が発売されていたそうです。



 オシム監督日本代表時代の通訳千田善さんによると、その本の最後に「叶うならば再びベンチに座りたい」と書かれているとのことです。
 自分個人としては、これまでのスタンスとして、あまりオシム監督の復帰に過度な期待をかけたくない…という気持ちがありました。
 脳梗塞は再発の可能性が高く、再発すれば死の恐れもある状況。
 しかも、体調が芳しくない…ということは、脳梗塞を発症するずっと以前のジェフの監督に就任する前からわかっていたことですし、脳梗塞にはストレスが最大の敵であることも言われていることです。
 オシム監督の性格を考えれば、睡眠時間を削るなど、自分の体調を犠牲にしてでもサッカーにのめり込んでしまうことは見えているわけで、危険性は十分に高いと思われます。


 もちろんどんな形であっても(復帰するクラブがジェフでなくとも)“オシムサッカー”を再び見たいという自分の思いは、言うまでもなく。
 しかし、そういった自分の勝手な願望とオシム監督の命とどちらが大切かなんてことは、いちいち天秤にかけなくてもわかることで。
 監督復帰という希望が例えオシム監督の望むものだったとしても、簡単に同意していいものではないな…と思っていました。


 一方で現場復帰を目指すということは、リハビリに励む患者にとって大きなモチベーションの事実になることもまた事実です。
 オシム監督のサッカーへの熱意に関しては誰しもが知っているところなわけですから、うまく自分の体調と気持ちと様々な物をコントロールしながら頑張ってほしいと願っていました。



 そして、それと共にオシム監督の夢が叶ってほしいという気持ちもあります。
 オシム監督の体調が具体的にどういった状況なのかはオシム監督自身と近くにいる方々にしかわからないですから滅多なことは言えませんが、外から見る限りでは顔色もよさそうですしW杯期間中はスカパー!などにも元気に主演されていましたし、体調が良くなっているのは確かなのではないでしょうか。


 …ですから、もし体調が良く、本当に安定した状況なのであれば、私もちょっとだけ期待してもいいのかな?なんて思うようになってきました。
 もちろんそのためには万全の準備と、環境が整った状況でなければいけませんが。



 復帰先の候補には「Jリーグ」の名前も出しているそうです。
 ジェフを応援する者としては、当然ジェフでの現役復帰がベストですし、そのためにはそれまでにオシム監督が指揮をとっても恥ずかしくないクラブを作り上げなければいけません。
 そして、その時には第一期オシム監督時代には叶わなかった、Jリーグ優勝を目指したいところです。
 いつかその“夢”が実現する時に向けて、今から一生懸命努力していかなければいけませんね。


恐れるな!なぜ日本はベスト16で終わったのか?
イビチャ・オシム
恐れるな!なぜ日本はベスト16で終わったのか?