ジェフ初ゴールを決めた福満が2ゴール1アシストの活躍

 合計5ゴールを決めた東京V戦で、福満が2ゴール1アシストの活躍を見せました。
 福満のゴールはこれがジェフ移籍後初ゴールということですが、ここまでも活躍していただけに少し意外な印象もありますね。
 ただ、福満は2015年にJ3で19ゴールと素晴らしい成績を上げていますが、その後のJ1・J2クラブでは2016年の最高5ゴールにとどまっており、そこまで得点力のあるタイプではないのかもしれません。

ja.wikipedia.org


 東京V戦で福満が絡んだゴールを振り返ると、まず先制点。
 左サイドの見木からバックパスを受けた田口が、中盤でフリーになってアーリークロスを上げます。
 これに対して東京V左SB山本の対応が遅れて、福満がファーでフリーになってボレーで折り返します。

 これはミスキックだったのか、大きく地面を叩きつける形となりゴール前へ。
 これをヘディングで船山が合わせて、ゴールとなりました。
 船山に対面したのは20歳になったばかりの若い馬場でしたが、叩きつけたボールの挙動が読み切れずに迷ってしまったのか、左右に揺さぶられたことで対応を誤ったのか、最後の寄せが甘くなってしまいましたね。


 チーム3点目のゴールとなった福満のジェフ初ゴールは、CKの流れから。
 左サイドからのCKを船山がマイナスにあげると、PA前で田口がダイレクトボレー。
 これをゴール前にいた福満が足裏でずらして、ゴールとなりました。

 まず田口のシュートが素晴らしかったですが、福満のコメントによるとこぼれを狙っていたようです。

www.jleague.jp

福満隆貴「(田口)泰士くんと「ちょっと(ポジションを)変わってみようか」という話をしていたので、泰士くんがシュートを打つことは分かっていました。そのシュートに対して、うまくこぼれ球だったりのコースを変えられたらなと思いながら入ったら、たまたまそのとおりに来たので、うまくコースを変えられて良かったです。」

 東京Vとしては、その直前にゴール前で鈴木大輔がヘディングで狙っていただけに、そちらに意識が行き過ぎたところもあったのでしょうか。

 チーム4点目となった福満のゴールも、見事なシュートでした。
 小池が中盤でポストプレーをミスしたところから、福満が拾うとそのまま少し持ち上がってシュートを放ちゴールを決めています。
 小池のミスもありましたし、福満はフリーで打てていますから、ボールロスト後の守備も含めて、相手のミス絡みとも言えるでしょう。


 ただし、福満がシュートを放ったのは、ペナルティアークよりも前の位置。
 ロングシュートとも言えるキックをゴール左に決めていますから、このシュートも質の高いものでした。
 この日は、ジェフの決定力が冴えた試合だったとも言えるでしょう。

 ただ、ゴールを振り返って見ると、ミドルエリア付近からのシュートが多かった。
 田口の2点目も、マイナスのCKから上げた3点目も、福満の4点目もそうで、どれもフリーでシュートを放っていることになります。
 それだけ東京Vはミドルシュートへの警戒が弱く、ジェフがそこを分析して狙っていた可能性もあるのでしょうか。


 福満に関してはもともと中盤の選手なだけに、WBなのに中に入って多彩な攻撃に絡めることが大きいですね。
 先制ゴールも右サイドでボールを受けたとはいえ少し内寄りで絡んでいますし、ロングシュートを決めた場面も拾った位置が中央寄りだったためシュートを狙えた。
 WBがアップダウンしてクロスを上げるだけだと攻撃が単調になりがちですが、福満をWBに置くことで攻撃の幅が広がっている印象です。

 基本的にはサイド攻撃が多いチームですから、WBにどのような選手を起用するのかは非常に重要になってくると思います。
 福満がWBの位置から中盤的な仕事をする分、サイドを駆け上がる役割は、逆サイドでスピードのある末吉が担っている。
 もともとは米倉と小田で始まった左右WBコンビで、2人が怪我をしたから現在の組み合わせになっているだけにどうなるかと思いましたが、意外と良い関係になっているのかなと思います。


 ただ、守備に関しては不安もあり、前週の大宮戦では末吉のサイドが攻め込まれました。
 東京V戦では福満のサイドを攻撃され、失点シーンでは福満が杉本にスピードで出遅れ、裏を取られたところからやられています。
 スピード問題は守備の戻りでの遅れにもつながり、新井一耀がカバーして何とかしている印象もあります。

 また、スタミナ面にも課題があって、左右WBが交代することが多いですね。
 現状では5人交代枠があるからこの2人でもやれていますが、3枠では大きな足かせになるかもしれません。
 現状では攻撃面で活躍しておりプラス面の方が大きいと思いますが、サイドを狙われることも増えていますので、守備でどこまでやれるのか気になりますね。