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第20戦メキシコGP フェルスタッペンが年間最多の14勝目

 先週、アメリカGPとの連戦で行われたメキシコGP。
 ここでも、既にドライバーズタイトルを決めているレッドブルのフェルスタッペンが優勝し、強さを見せつけました。

 フリー走行ではあまりタイムが出ず、ここでは苦戦も予想されたフェルスタッペン。
 しかし、予選ではしっかりポールポジションを獲得。
 決勝でもピットストップ戦略が分かれた不安もあったものの、終わってみれば危なげなく勝利を飾りました。


 ここではメルセデスに勢いがあって、2位はハミルトン、3位にペレス、4位にラッセルとレッドブルメルセデスの交互で終わりました。
 フェラーリは5位、6位と低迷。
 来季に不安の残る状況となりつつあるのではないでしょうか。 

 これでフェルスタッペンは、シューマッハベッテルの年間最多勝利記録を更新。
 ここまでうまくいったのもフェラーリが抵抗できなかったことが大きく、フェラーリはシーズン序盤ミスが多く、後半は単純にパフォーマンスも下がってきている印象です。
 来年はメルセデスレッドブル対抗の本命となるでしょうか。


 角田は予選で13位とチームメイトのガスリーを上回りました。
 昨年は課題に感じられたスタートもここ数戦はうまくいっており、ポイントを争う位置に。
 しかし、リカルドにぶつけられて、リタイアに終わっています。

 リカルドは若いソフトタイヤでペースが非常に良く、角田は無理に止める必要のない状況でした。
 しかし、あのコーナーでは確実に角田が前に出ていましたし、避けては角田がタイムロスに繋がる状況。
 今後、他ドライバーになめられないためにも、あそこで活かせるわけにはいかなかったと思います。


 来季シートの決まらないリカルドは、パッシングも得意で個人的にも好きなドライバーではあるのですが、たまに楽観的な仕掛けをしてくる傾向がありますね。
 今年はここまで勢いがなかったですし、ドライバーとして失速し始めると、雑な接触が増えていくもの。
 それが出た形ということで、角田としては不運だったのかもしれません。

 角田としてもう1つ気になるのが、来季のエース争いだと思います。
 来季加入の決まったデフリースは新人ながら経験豊富で、リーダー役を任される可能性もあるという話も。
 角田としては来季優位に立つためにも、チームの信頼を勝ち得ることが重要で、残り2戦で結果を残して来季につなげたいところだと思います。