前節水戸は1‐1の引き分けと、勝ちきれなかったジェフ。
昇格に向けて、大きな勝点2を失ったことになります。
改めて、ジェフが2位以上の自動昇格圏内まで浮上できる可能性がどこまで残されているのか、ざっくりと計算してみたいと思います。
まず、Youtubeでの動画でも使用した、順位表を張っておきます。
J2は残り4試合なので、ここから勝点12を稼ぐことが出来る。
ジェフは現在5位で勝点61。
61+12なので、最大勝点は73になります。
さらに、大事なのは得失点差。
ジェフは得失点差が9と少なく、比較対象の2位清水は得失点差36、3位東京Vは22、4位磐田は21。
ひっくりかえせる可能性もありはしますが、試合毎に得失点差3を詰めてようやく磐田に追いつくレベルですから、簡単ではないでしょう。
得失点差では上回れないことを前提として考えると、対象3チームがジェフの最大勝点73と同数になった時点で、ジェフの3位以下が確定。
清水の場合は現在67なので73‐67=6となりますから、勝点6以上をあげられたら、ジェフの自動昇格は消滅します。
残り4試合なので、清水は2勝2敗か1勝3分以上で、ジェフの上に立ちます。
東京Vは今週末ジェフとの直接対決があるため、そこはジェフが勝つことで仮定すると、次節終了時点で東京Vは勝点65、ジェフは勝点64となる。
残り3戦で73-65=8となって、2勝1分では足りないので、3勝しなければいけないことになります。
ちなみに、前節水戸戦に勝ち直接対決でも勝っていれば、東京Vを上回れていたただけに改めて残念ですね。
磐田は残り4試合で73‐65=8なので、2勝2分以上でジェフより上位で終えることになります。
これらを表にまとめると、以下の通りに。
ジェフは2敗すると清水を追い越せず、自動昇格の可能性が実質的になくなります。
1敗だとまだ可能性は残りますが、1試合負ければ勝点3分、相手が楽になる。
例えば清水の場合、1勝3敗でも3分1敗でもジェフより上に立つことになるわけですから、現実的な目標ではなくなります。
さらに、6位長崎も勝点3で追っているため、順位で上回られれば対象チームが増える可能性もあります。
最近4試合の成績を含む上記の条件を見ると、意外といけそうな気もしてしまいます。
しかし、ここで重要なのが、すべてが揃わなければジェフのの自動昇格はないということ。
ようするに、
清水が2勝2敗か1勝3分未満 または 東京Vが3勝未満 または 磐田が2勝2分未満 または ジェフが全勝
では当然なくて、
清水が2勝2敗か1勝3分未満 かつ 東京Vが3勝未満 かつ 磐田が2勝2分未満 かつ ジェフが全勝
が条件となるわけですから、奇跡が2つも3つも起きないとジェフの自動昇格は起こり得ないということになります。
それよりもやはり、プレーオフ圏内でも好順位に立つことを考えるべきではないかと思います。
最も怖いのは、水戸戦での引き分けで勢いが止まって、プレーオフ圏内に落ちてしまうこと。
ジェフより下位は混戦でガタっと崩れれば一気に順位も落ちますから、上ばかり意識していると何が起こるかわからないような状況だと思います。
ここまでくれば、どんな形であれ昇格することが何よりも大事。
その昇格の可能性を考えると、リーグ戦の残り4戦とは考えず、プレーオフも含めた残り6戦と考えて準備しておくことが大事なのかなと思います。