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小林慶行監督「ブーイングをされてもおかしくないゲーム」

 栃木に1-2で敗れて、連勝が止まってしまった先週末のジェフ。
 試合後のコメントで、小林慶行監督は「ブーイングをされてもおかしくないゲーム」と評しています。

www.jleague.jp

自分たちはブーイングをされてもおかしくないゲームをしたにもかかわらず、サポーターの反応ですね、次に向けてしっかり顔を上げて頑張れ、というメッセージだと思うので、しっかり次のホーム戦で顔を上げて頑張りたいです。

 内容はともかくとして、ここまで3連勝で来ていましたし、ブーイングに関してはあのタイミングでは起こりにくいのかなと思います。
 ブーイングというものは、それまでの雰囲気や流れというものもあって起こるものだと思いますし。
 さらにブーイングをしないからといって、「次に向けて頑張れ」というメッセージだったかというと一概にそうとも言えないのではないかと私は思うのですが、そのあたりは監督とファン・サポーターとの見え方の違いなのかもしれません。


 ジェフの公式サイトには田口のコメントも掲載されており、「監督も言っていたが、90分間ずっと自分たちのやりたいことを出せなかった」と話しています。
 それだけチームとしては栃木戦の内容が厳しいものだったと判断しているのかもしれませんし、それが上記の監督コメントに繋がったのかもしれません。
 前向きに捉えるとするなら、1-2で負けても「内容は悪くなかった」というような話をされるよりは、しっかりと問題に直面しようという姿勢を感じる分、希望を感じることが出来るのかなとも思います。

 また、小林監督は3連勝中もチームに課題があったと感じていたため、このような厳しい話をした可能性もあると思います。
 山口戦後にも「前半から15分くらいまでは圧倒的に相手ペース」、「苦しいゲーム」だったと話していますし、徳島戦後も「すごく厳しい試合」、「相手の危険なところに入っていけたことは少なかった」と反省の弁を述べています
 岡山戦に関しては私も取り上げた通り、「相手のマークがはっきりしていなかった」というような話をされていますが、総じてそこまでここ最近のチーム状況に対して良い印象を受けていないのかもしれません。

 そういった背景もあって、「ブーイングされてもおかしくない」という感想に至ったのかもしれませんね。
 実際、試合内容に関しては、ここ数戦そこまでかわっていないと思いますし、その延長線上で起こった敗戦だったように思います。
 アウェイだったり気温の問題もあって若干動きは重かったかもしれませんが、試合内容や戦い方に関してはここ数戦変わっていないでしょう。


 なお、対戦相手の小林伸二監督は、以下のようにコメントしています。

www.tochigisc.jp

相手はキレと背後への飛び出しがあるチームですから、どうしても前にプレスをかける、隙があったら背後にけってくる、でもそれが1本調子になると我々の守備もうまくいく

 やはりあの縦への意識が強いサッカーは、一本調子になりがちであると。
 そうなると、守備もしやすくなるという評価のようです。
 短い話ですが、現在のジェフを客観的に見るという意味で、貴重なコメントではないかと思います。

 その上でジェフは、このままでいいと判断するのか。
 それともより変化というか、攻撃の幅などを広げていく方向で行くのか。
 短期的なものだけでなく、チームの将来的な成長幅なども含めて、考えていかなければいけない部分もあるのではないかなと思います。