先週末行われたプレーオフ決勝、岡山が2-0で仙台を下して、J1昇格を決めました。
岡山を率いる木山監督にとっては5度目のプレーオフチャレンジで、初めての昇格を果たしたことになります。
おめでとうございます。
試合内容に関しては、大舞台ということもあって、お互いに集中力も増していたし、いつもより走れていたかと思います。
しかし、全体的には良くも悪くも、普段通りの岡山と仙台の試合内容だったのではないかと思います。
どちらもプレーオフ初戦は出来過ぎな試合展開だったと思いますし、うまくそこまでに空いた2週間で準備をしていたとも言えるのかもしれません。
試合の立ち上がりは、敗れた仙台の方が良い入りだったようにも見えました。
普段通り縦に速い展開でこぼれ球を拾って、チャンスを作っていく。
正直、確実性は低いところがあるスタイルだとは思いますが、それでも前への勢いは感じる内容でした。
岡山も攻め込まれる展開になることは予想していたかもしれませんが、それでもセカンドボール争いで優位に立っていたのは、仙台の方だったと思います。
仙台としては勝たなければ昇格はないということで、前半からどんどん飛ばしていたのかもしれませんが、縦に積極的な仙台の持ち味を出す展開だったとも言えるでしょう。
ロングボールを素早く前へに供給して、バランスの良いポジショニングからボールを拾ってさらに縦へ、という狙いの形が作れていたと思います。
ただ、岡山も守備的なチームということで、ゴール前の局面で何とか耐えるという展開に慣れている。
さらに仙台のサイド攻撃を5バックで凌ぐという形で、時間を進めていきました。
仙台も最後の細かな崩しなどには課題があるチームですし、岡山はホームの後押しもあって、守備で集中力を切らさずに対応していったと思います。
すると、20分に末吉がループ気味のシュートで先制。
正直、ジェフにも所属した末吉のこれまでのプレーから考えると、岡山もあのようなシュートを計算に入れて戦うことは出来ていないと思うのですが、そのミラクルがこの一戦で出たということになるでしょう。
実際、末吉もクロスを狙って蹴ったら、運良く入ったと話しています。
ただ、誰が決めるのかに関してはともかく、岡山が勝つときの試合というのは、ああいったスーパーなゴールが多いイメージもある気もします。
先制してからは岡山が前に出ていけるようになって、プレスからのカウンターで相手ゴール前に迫れるようになっていった印象です。
後半に入ってからは仙台がオナイウ情滋を先に投入して、53分には惜しいシュートも放ちますが、これをブローダーセンがビッグセーブ。
これが決まっていればわからなかったかもしれませんし、今年ブローダーセンを獲得しGKを強化した意味が出たシーンだったと思います。
すると、61分、こちらも途中投入の岡山のルカオのキープから、右サイドを走り込んでいった本山がシュート。
これが相手DFの足にもあたって軌道も変わり、2点が決まってほぼ試合は決まったという展開だったと思います。
ルカオの途中投入も効きましたし、やはり全体的に見ると戦力差で岡山の方が優勢だったのではないでしょうか。
しかし、今年のプレーオフは、結果的にYoutubeでも触れた、今季リーグ戦での対戦結果通りになってしまいました。
岡山も仙台相手にリーグ戦2戦2勝となっており、戦いやすい相手だったのかもしれません。
それだけ相性というものが、露骨に出たプレーオフだったようにも思います。
仙台もカウンターチームですから、本来ならばボールを持つよりも持たせたかったのではないかと思いますし、そういった意味では長崎の方が岡山以上にやりやすい相手だったということかなと思います。
ただ、J2でも本当に強いチームは、圧倒的に勝ち越して自動昇格を果たしているわけで、相性なども上回って成績を上げていることになります。
そこは相性が悪いチームが少ないという見方もあるかもしれませんが、それ以上に相性が悪くても勝てる強さを身に付けていると言えるのではないでしょうか。
その点で、相性レベルで勝敗が決まってしまったプレーオフは、まだまだ足りない部分があるのではないかと思います。
当然そのプレーオフにすらいけなかったジェフは、それ以上に足りないものがあるということになってしまうわけで。
来季は長崎、山形など強敵とも再び戦わなければいけないですし、J1からの降格組もいるわけですから、さらに気を引き締めて戦いたいですね。
そして、相性など押しのけて、自動昇格を目指したいところではないでしょうか。