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第38節 ジェフ対今治 プレビュー 得失点差まで絡む混戦の自動昇格争い ジェフは主力を欠く今治と最終決戦

 運命を決める試合を前に、ハラハラして気が気ではない1週間を過ごしてしまいました。
 泣いても笑っても、自動昇格に向けて最後の決戦が始まります。

 改めて、状況を確認すると、大混戦のJ2は最終節を前にしても、昇格チームが決定せず。
 ジェフは前節の結果をもって、3位に浮上し今季の5位以上が確定しました。
 そして、自動昇格圏内の2位以上に、滑り込む可能性が残ったことになります。


 天王山を制し首位に立った長崎は、勝点69で得失点差19。
 2位に下がった水戸は、勝点67で得失点差19。
 3位ジェフは、勝点66で得失点差17となっています。

www.jleague.jp

 ジェフが自動昇格圏内に進出する可能性を考えると、最終節今治戦で負ければ当然2位以上になることはありません。
 引き分けた場合、2位水戸が最終節大分戦で大敗すると、勝点で並んで得失点差でジェフが上回る可能性も残りますが、あまり期待はできないと思います。
 なお、今季のレギュレーションだと、順位を決めるのは、勝点、得失点差、総得点、当該チームとの対戦結果、最後は抽選となっていますが、総得点でも長崎が62、水戸が53、ジェフが51ですので、現状だとジェフは上位2チームを下回っています。

www.jleague.jp

 自動昇格を果たすには勝利が欲しいところで、最終節でジェフが勝ち水戸が引き分け以下なら自動昇格決定。
 また、ジェフが勝って水戸が勝っても、長崎が負ければ勝点差で並び、得失点差以下の勝負で、長崎を上回る可能性が残っています。
 ただし、ジェフが1点差で勝利し、長崎が1点差で敗れれば、得失点差でも並んで、総得点で長崎の順位が上になる可能性が極めて高いため、ジェフは2点差以上での勝利が欲しい状況になります。

 こう考えていくと、ジェフが長崎を上回るケースはあまり多くなく、水戸がターゲットになるようにも思えます。 
 しかし、気になるのは対戦カードで、最終戦での長崎の相手は前節大宮も破り、まだ自動昇格の可能性も残す4位徳島で、アウェイということもあってやりにくい試合となるのかもしれません。
 逆に水戸は前節ジェフにも敗れ、元気もなかった16位大分とのホームゲームですから、比較的戦いやすい相手になると思います。


 このあたりは、先日ブログでも取り上げました。

yukkuriikou.hatenablog.com

 ということで、他会場の結果も重要な試合となりますが、ジェフとしてはまずは今治に勝つことが大事。
 そして、出来れば得失点差も頭の片隅に入れて、戦いたい試合ということになるのかもしれません。


 最終節、ジェフの対戦相手は今治。
 今治はJ2昇格初年度ながら10位と、好成績を収めています。
 大混戦となったJ2の中で、シーズン終盤までプレーオフ争いに加わってきました。

 システムは3バックを中心に、3-1-4-2がメインで、3-4-2-1で戦うこともありました。
 攻撃では長いボールも織り交ぜて、裏へ飛び出す意識も高いチーム。
 前へのプレスにも積極的で、ラインも高いイメージがあります。


 個人的な印象ではありますが、今治いわゆる自陣地を確保する意識が高いチームなのかなと思います。
 長いボールからセカンドボールを拾い、ラインも積極的に上げることで、相手をなるべく押し下げていく。
 かといって、無謀な戦いではなくむしろ堅実なチームだと思うのですが、縦への意識を強く持つことで、アグレッシブに仕掛けていく印象があります。

 相手を下げて中盤にスペースを作ったところで、後方からショートパスを繋ぎ、運動量豊富で技術力のある中盤を活かしてパスワークで攻めていく。
 特に左右シャドーがインサイドで起点になって、そこから縦へ仕掛けたり、WBを走らせる攻撃が特徴的で、中盤の立ち位置もポイントとなっているように思います。
 ロングカウンターも鋭いチームですし、攻守にしっかりと意図を感じるチーム作りが出来ている印象です。


 中心選手はやはりマルクス・ヴィニシウスで、ここまで17ゴール5アシストと素晴らしい成績を出しています。
 シュートが非常にうまいだけではなく、フィジカルも強くて、チャンスメイクもゴールも狙えるタイプ。
 シーズン序盤は2列目でのプレーも多かったですが、タスク過多になってしまっていた印象もあって、最近では最前線で起用されてきました。

 しかし、そのマルクス・ヴィニシウスが、ジェフ戦では出場停止。
 さらに、ジェフからレンタル中で、第32節仙台戦で貴重なゴールを上げた安井も契約で出場できず、左右WBで34試合に出場してきた弓場も出場停止となります。
 加えて、前節札幌戦ではU-20日本代表右WB梅木も13分で負傷交代し、DF市原なども怪我で離脱中となっています。


 特にマルクス・ヴィニシウスは決定的な仕事をできる選手ですから、欠場の影響も大きいと思います。
 ジェフ戦では、CFタイプのウェズレイ・タンキがスタメンとなるのでしょうか。
 また、安井の代わりは、ヴィニシウス・ディニスとなるのかなと思います。

 多くの主力選手を欠く今治ですが、上記の通り基本的には組織的に戦うチームだと思います。
 守備もしっかりとしていて、総失点41はJ2で6番目タイに少ない数字。
 流動的な攻撃も見せていますし、エースが不在とはいえ厳しい相手になるのではないでしょうか。


 しかし、ジェフは逆転自動昇格に向けて、ホームフクアリで戦えるメリットがあります。
 良い雰囲気を作ることによって、選手を後押ししたいところですね。
 今治は昇格もなくなっていますし、メンタル面で上回りたいところではないでしょうか。

 試合のポイントとなるのは、まずセカンドボール争いではないかと予想します。
 今治も中盤から前方には出足の良い選手が多いですし、長いボールも少なくないですから、そこで主導権が決まる可能性があると思います。
 相手よりどれだけ走れるかが、ベースとなりますね。


 その上で、ジェフはいかにゴールを奪うのか。
 ここ最近結果が出ているとはいえ、2試合連続で1ゴール止まりですし、攻撃面には課題がある。
 点を取って勝たなければ自動昇格はないジェフですし、やはり最終的には得点力というものが問われることになりますね。

 ジェフにとって、これがJ2で最後の試練となるのか。
 プレッシャーもかかる試合になりますが、ジェフ選手の多くは既にJ1昇格争いを経験しているわけで、そこが強みとなるかもしれません。
 普段通りかそれ以上の戦いを見せて、待望の昇格を決めてほしいですね。