川淵の責任問題は既に言わずもがなだけど、本気でJFAを改革するのなら、川淵が辞任するだけでなく、この古びた組織体系自体を変えなければいけないと思います。
いわゆるワンマンな組織を変えないと、誰が会長になっても問題の本質は変わらないでしょう。
まずは、各部署の発言権をより強くし、仕事を明確にすること。
今のように、会長の一声で全てが決まってしまうようでは、「組織として動いている」とは決していえません。
それを変えるには、重要なポストである技術委員長や副会長の職に、より発言力があり経験豊富な人物をつけること。
特に技術委員長は、現在最も日本サッカー界で注目を浴びている代表チームを強化する、重要なポストであり、田嶋さんのような生真面目だけどそれ以上ではないような人ではなく、もっとはっきりものを言える方が必要だと思います。
日本にいなければ外国人でもいいし、まずは副委員長のようなポストでもいいでしょう。しっかりとした経験のある方を連れてくることが、重要だと思います。
中小企業や小さな団体ならば、今のワンマンな組織でも構いません。でも、日本サッカー協会は、年間に百億単位でお金を動かしている団体です。
極端な話しワンマンな組織なら、年間の黒字分が一気に赤字になる可能性だって、十分にあるわけですから。このままではいけないはずです。
もちろん、予算だけではなく、強化面にだって、同じことが当てはまります。
この4年間を振り返れば、それも良くわかると思います。