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昼田SD「監督交代なんて全く考えてない」


昨季は開幕から11戦勝ちなしで5月にクゼ監督を解任し、ミラー監督を招へいして巻き返しを図ったが、昼田宗昭・強化シニアマネジャーは7日、「監督交代なんて全く考えてない。少し勝てなくても、ミラーを信じてやっていく」と断言した。(報知
 私もこのタイミングで監督交代はありえないと思っています。
 ただ評価をするにしても、どういった基準で評価するのか。
 昨年から言っていますけど、いったいミラー監督にどんな仕事を要求し、どんな成果物を求めるのか。
 そのあたりがはっきりしていないままですよね。
 だから、評価しようもないんじゃないかと思うのですが。
 ようするに、チームとしての方向性がわからないということなのですが。


 少なくとも昨年の最重要タスクは「残留」だったのでしょう。
 ミラー監督は即効性のある監督であり、そのタスクは見事に達成しました。
 だから、ミラー監督に対しても監督を呼んできたフロントに関しても十分に評価できる。


 
 しかし、今年のタスクはわからないまま。
 残留なのか、上位争いなのか、ベース作りなのか、チームの熟成なのか…。
 内容にしても守備的なサッカーをしたいのなら正しいですけど、攻撃サッカーを目差すなら違うかもしれない。
 そのあたりの目指すところ、ジェフの方向性がはっきりしないから私にはなんともいえません。


 若手を大量に解雇して、即戦力を獲得した今回のオフ…。
 それはチーム主導の変革だったんでしょうか。
 チームが主導で方向性を考えその方向性に沿った監督を選ぶべきなのに、監督に振り回されてチームを変えてしまったんじゃないか…と私は思うのですが。
 もちろんミラー監督が悪いと言うわけではなく、監督がやりやすい環境を求めるのは当然のことです。
 しかし、チームからすればもしその監督の後に違うタイプの監督がきた場合、また一からチームを変えなくてはならない…。
 それでは積み重ねが出来ていかないわけです。
 だから、根っこの部分の方向性は簡単に揺らいではいけないはずなのです。


 …そんな曖昧な姿勢では、明確な方向性が見えてこないのも当然のこと。
 もちろん別に昼田SD1人が悪いと言うわけではないですよ。
 方向性というのは、ジェフに関わる皆で作り上げていくものだと思っていますから。