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けんさわ氏、“タイヤ戦争”事件を語る

 けんさわさんがF1速報のコラムで以前のF1取材を振り返っているのですが、今回の更新は当時を知っている者としてはすごい内容です。
 F1がブリヂストンミシュランで“タイヤ戦争”と言われていた時代、ミシュランのタイヤが使用前はレギュレーションの接地幅(地面とタイヤの設置する幅)に収まっているのだけれど、使用していると徐々に山が削れていって、接地幅が広がっていくという事実が判明しました。
 それをすっぱ抜いたのが、けんさわさんこと澤田賢志さんでした。


 当時はF1関係者や欧州メディアに「産業スパイだ」とまでいわれF1全体を騒がす大スクープ(その結果ミシュランはタイや設計を変更)となったわけですが、これがまさかブリヂストンから受けた取材協力がきっかけだったとは…。
 何せ、けんさわさんの当時のサイト『サーキット便り』は、毎レースきわどいニュースが目白押しでしたからね(笑)
 だからこそとても面白い内容だったのですが、そのせいもあってか今は完全に見られない状況となっているようです(例の富士スピードウェイに関して問題提議をしたせいだとか、いろいろ言われていますが)。
 非常に残念。


 もちろんコラムにもあるように、それくらいの“スパイ活動”に関してはどちらもやっているようなことであり、それ故に“タイヤ戦争”とまで言われていたのだと思います。
 こういった駆け引きも含めて、どこまでも真剣に戦い抜くのがF1の醍醐味でもあるのでしょうね。