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江尻監督「監督の能力がないということですね」

江尻篤彦監督
「選手は一生懸命に頑張ってくれたと思いますし、素晴らしいサポーターの前で勝点を挙げることができず、甲府に敗れたことは全て僕の責任かなと思っています。サポーターも一生懸命に応援してくれましたし、選手も一生懸命にやってくれたので、監督の能力がないということですね、はい。以上です」(J'sGOAL

 うーん…。
 江尻監督の真面目さがでたコメントとも言えるのかもしれませんが…。


 プロサッカーチームの監督は、少しくらいひねくれていたり、自意識過剰だったりする方がいいのかもしれませんね。
 オシム監督や岡田監督だってそういった面があると思うし、モウリーニョだって一癖も二癖もありそうな感じがします。
 そう考えると、アマル監督もその素質は十分あった気がします(笑)
 いや、実際に母国ボスニア・ヘルツェゴビナでは十分結果を残していますし、主力選手が流出してしまったという今期もここまで12試合を経過して首位と勝点5差の3位と好位置に付けているようですしね。


 思ったこと全てを話すのではなく、場合によっては嘘や隠し事をしてライバルをかく乱させたり、監督という役を演じて選手の奮起を促したりしなければいけない…。
 人柄を考えれば江尻監督はとても好感の持てる方なのですが、それだけでは成功できるとも限らないのかもしれません。
 ようするに簡単ではない職業だということですね。
 江尻監督はこういった性格だから、ユースの監督などに向いているように感じるところがあるんでしょうか。

「もう1回、選手と話をしようかなと思っています。逃げることは簡単ですし、楽な方向に向かうのも簡単。ここからジェフのこれからの未来のためにもやらなければいけないことが山積みなので、ピッチに戻した時にはもう一度やってきたことを見つめて、可能性のある限り、全力で戦い抜くということをもう一度選手たちと話したいなと思います」

 こちらは江尻監督の真面目さのいい部分が出たコメントなのかもしれません。
 「最後かもしれないだろ?」といった状況ですし、選手もしっかりと思うところをすべて話して、悔いの残らないように最後まで戦ってほしいと思います。