先日、日産インフィニティとのスポンサー契約を結んだレッドブル。
スポンサー以上の関係性は期待できないのかなぁ…と思っていたのですが、報道によるとKERS開発の面で日産と協力する可能性が出てきているようです。
特に「バッテリー技術に関する日産の専門知識」を使用する可能性が出てくるそうで、こうなってくると非常に面白くなってきますね。
日産はアロンソ時代のルノーにも日本人技術者を送り込み、ライバルチームにとっては脅威だったスタートシステムを作り出したこともあります(雑誌には他チームからのヘッドハンティングの噂もちらっと出ていたくらい)。
ホンダ、トヨタ、ブリヂストンと日本企業が撤退した後ですから、ぜひ日産にも頑張ってほしいなぁと思います。
そうなってくるとロータス・ルノーの方は複雑になってしまうのでは?と思ったのですが、考えてみればルノーはロータスにチームの株を売却したわけで。
このままレッドブルと言う勝ち牛(馬)に乗るというプランも、ありえなくはないのでしょうか。
レッドブルは将来的にフォルクスワーゲンからのエンジン供給やエンジン自社開発といった噂まで出ており、いつかはルノーと袂を分かつ可能性が言われていますが、ルノーがレッドブルをメインとして(あるいはイコールで)考えるというのであれば、状況は変わるのかもしれない。
インフィニティの契約はそういった背景もあったりして…。
まぁ、考えすぎかもしれませんけど。
しかし、レッドブルは本当にプロモーションがうまいですよね。
今回のインフィニティとの契約が発表になった後にも、わざわざプロモーションビデオなんか作って。
シンガポールGP初開催の時もレース前にCGでカッコいいシミュレーション動画を公開したり、GT5とのコラボの時もソニー側がたくさん宣伝のために動画を作っていたのにもかかわらず、レッドブルも凝ったものを出していましたしね。
レッドブルの公式サイトを見ればわかるけど、これがF1チームだけでなく、他のスポーツでも積極的なプロモーションを行っている…と。
当初F1に参戦した時は疑問(中途半端な意思で参戦して辞めていくチームも多かったので)も感じていたけど、ここまでやりきると感心しますね。
これだけかっこいい動画やら写真やらを作られると、それだけで見たくなってしまうし、世界中から注目を浴びることになる。
もちろんプロモーションだけでなく、スポーツに対しての本気度も凄いですけど。
Jリーグのクラブもネットメディアを使っていくクラブが少しずつ増えているようですけど、やるのならある程度やりきってほしいですよね。
もちろんレッドブルほどにとはいかないでしょうが(予算も相当かけているでしょうし)、中途半端にやっては見返りも少ないでしょうし、逆に評判を下げてしまう可能性もあるはずです。
Jリーグで1チームでも大きな成功を遂げれば、他も付いて行かざるを得なくなるんじゃないかなぁ…なんてことも思うのですけど。