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Jリーグ開幕 チャレンジ精神を持って

 さて、本日、Jリーグが開幕します。
 今年のJ2はJ1からFC東京、京都、湘南が降格、JFLから鳥取が参戦し全20チームで構成されることになります。


 J1昇格争いはそのFC東京、京都、湘南と昨年4位のジェフ、5位の東京Vなどが絡んできそうですね。
 それと気になるのは熊本あたりですか。
 徳島、横浜FCあたりの名前もあがっていますが、昨年のサッカーを見ていると伸び白という面ではどうなんでしょう。
 戦術面では愛媛、富山も気になるのですが、予算面での制限は厳しそうです。


 特徴として昨年から監督を変更していないクラブが多く、昨年よりもスタイルは予測しやすいですね。
 当然その分の積み重ねができているはずで、その点で言えばジェフは後れを取る可能性もなくはないと思います。
 もちろん、それを取り戻すだけのチーム作りが出来れば何も問題はないわけですが…。


 また、優勝候補筆頭と言われているFC東京が、昨年の柏のような独走を見せないのではないか…という気も何となくしてきましたので、ますます混戦状況になる可能性もあるのかなぁと(笑)
 昨年のジェフは福岡や甲府だけを見て戦っていれば良くそれ以外のチームのことは考えなくてよかったわけですが、首位候補とも言われているFC東京が苦戦するようだと逆に面倒なことになりそうな気もします。
 その分、他チームに勝ち点を与えるということにもつながるわけですしね。
 優勝を狙うというのであれば状況は違うでしょうけど、クラブにとって何よりも重要なのはJ1昇格なのだろうと思いますし。



 新チームとなったジェフに関してはサポコミでも神戸TDは守備面のことを強く話していたと思いますし、ちばぎんカップでの出来を見た感じでもやはりドワイト監督は守備面で期待できる監督なんじゃないかなと思います(監督自身は「攻撃的なサッカーを」という話をしてはいますが…)。
 カウンター対策、セットプレー対策などは気になりますが、そのあたりは個の能力も重要な部分だと思いますしね。
 そうなれば選手の組み合せ(見極め)も重要になってくるとは思いますが、少なくとも守備に関しては昨年よりも組織的に守ることはできるのかなとは現段階で思います。


 しかし、それよりも気になるのは、やはり攻撃。
 上位チーム相手には攻撃面への比重を下げてでも守備を固めて来るチームも少なくないわけですから、それを上回るためには攻撃の質を高めることが重要になってくるはずで。


 確かに柏戦ではオーロイの高さが目立った試合ではありましたが、昨年のちばぎんカップでもパスワークと運動量で高い位置まではボールを持ちこめていました。
 しかし、そこから先のアタッキングサードの質が1シーズン通して向上せず、それがネックとなってJ1昇格に失敗した年だったと思います。
 ちばぎんカップでのジェフはオーロイによってビルドアップのポイントは作れましたが、アタッキングサードオーロイの高さを生かせていたかといえばまだそうではなく最後の点を取る部分に関しては課題も多かったわけで。
 そう考えれば少なくともちばぎんカップの段階でのチーム状況は、昨年と大きく変わっていないとも言えるのかもしれません。


 あの時の試合のようにオーロイにロングボールを放り込んで中盤が拾う形で戦っていくのであれば、2列目の選手の得点能力が非常に重要な1年になるんじゃないでしょうか。
 ただ、昨年も倉田、谷澤あたりの得点能力に期待していたチームだったはずだと思うのですが、相手がボランチエリアを徹底的につぶされて苦しみましたし、そう簡単なことではないと思います。
 そこにどれだけサイドからの攻撃も絡められることができるかが、やはり重要なのではないかなとも思うのですが。
(もちろん質の向上なしで勝ててしまう試合もあるでしょうが、それで油断してしまうのがJ2の怖さでもあります。)


 各メディアでの順位予想も行われいますけど、個人的には厳しい評価をされても仕方がないんじゃないかと思います。
 前にも言いましたが、ここ5年間ジェフの順位は右肩下がりで落ちているわけで。
 ライバルの動向も考えれば、昨年4位だったジェフがそれ以下で終わる可能性も十分あり得るはずです。


 むしろ今年はチャレンジャーの気持ちを持って、昇格争いに臨むべきではないかと思います。
 いまだにクラブのどこかに「驕り」があるのであれば、なかなか現状からは抜け出せないのではないでしょうか。
 チーム状態が良かった頃のジェフ(というか、ここ数年以外のジェフ)はそういった気持ちをベースに持っていたはずですし、“チャレンジャーな”精神が唯一ではないのかもしれませんけど、そういった(あるいはそれに近い)熱い想いを選手だけでなくクラブ全体で持って、シーズンを戦い抜く必要性があるのではないかと思います。
 そして、今年こそはクラブとして浮上のきっかけとなる何かが、見つかるといいですね。