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「この時期のチーム作りの完成度にも不安を感じさせた」

熾烈なJ1昇格争いを勝ち抜くには戦力の底上げが必要な千葉だが、選手の頑張りには物足りなさを感じた。また、出場機会が少ない選手同士とはいえ、チーム戦術が選手全体に浸透していれば連係不足は減るはず。個人の技術や判断のイージーミスも多かったが、前半のちぐはぐな戦いぶりはこの時期のチーム作りの完成度にも不安を感じさせた。(J'sGOAL

島根は加藤監督に聞くとプロ契約選手は1人もおらず、関東在住で試合の日にだけ合流する主力選手も数人いるとのこと。練習は仕事の終わった夜に15人前後で行われるそうで、今日のスタメンGKも関東在住ながら昨日は前日練習に合流できず、夜になって監督から翌日のスタメンを携帯メールで知らされ、驚いていたらしいです。そんなチームが、Jリーグのチームと好勝負を繰り広げる辺りが、やはりサッカーの面白さ。見る者に小さくない衝撃を残して、「明日も仕事がありますから(笑)」(渥美)というアマチュア集団は、フクアリを堂々と去っていきました。(J SPORTS

 試合を見れなかったので、いつも以上にコラムをチェックしております。
 まぁ、他の方のコラムを見ても自分の受ける感覚とは違う場合も多いので、生で見ることに勝る者はないと思いますけど。
 もちろんそのコラムが良い悪いとか、面白いかどうかは別ですけどね。


 基本的にはやはりジェフが苦しみ、島根が頑張ったという論評が多いようです。
 特に前半は苦しんだそうで、島根がジェフの予想したフォーメーションとは違うフォーメーションで戦ってきたことが苦戦の要因だとドワイト監督は話しているようですけど、違ったと言っても4-2-3-1の予想が4-4-2だっただけのようで…。
 まぁ、確かにプレスの掛け方などは違ってくるとは思うのですけど、それくらいの変化には例え控え組の選手達だとしても対応できなければいけないのではないかと思ってしまうのですが。
 決して4バックが3バックになったとか、特殊なフォーメーションで挑んできたわけでもないようですし。
 このあたりからも赤沼さんのおっしゃる戦術の浸透度合いというか、チームの完成度の低さを感じてしまう部分ではないかなぁと…推測します(笑)


 ちなみに、ドワイト監督は相手のレベルに関して、このような話をしていますね。

「高校や大学であろうが、JFLであろうが、日本人のチームに対してはどこでも同じような印象を持つんですが、大きな気持ちで戦うという部分、しっかりハードワークをすること、また組織で戦うことができる。また、ベーシックな基本的なクオリティがあるような選手だと思います。なので、プロと他のレベルとではあまり大きな差はないです。」(J'sGOAL

 言い訳にも聞こえなくもないですけど、このあたりは素直になるほどな…と感じました。
 まぁ、とはいえJ1とJ2にも確実に大きな差があるように、プロとしての違いを見せなければいけない部分もあるはずだと思うのですが。



 なお、その他では選手のコメントで青木孝太が自分のポジションをトップ下と言っていること、益山が途中からボランチに入ったことなどが分かります。
 最近の深井のポジションを任されてトップ下と言っているのなら、少し意外な気もします。
 役割としてはFWに近い感じもするのですけどね。
 まぁ、このあたりは大きな違いではないと思いますが。


 また、BLOGOLAには島根の加藤監督のインタビューが掲載されています。
 ジェフ戦での収穫を聞かれ、「普段、うちは中国リーグだとポゼッションできるし、相手にも引かれることが多い」と答えていますが、これはジェフも同じことなんでしょうね。
 J2だとポゼッション出来るけれど、J1だと状況もまた違ってくるでしょう。
 それがどういった変化をもたらすのか…というのは、不安な部分も含めてすごく気になるところ。
 とはいえ、まずは今期しっかりと戦い抜くことですけどね。