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最終戦ブラジルGP、可夢偉がポイント獲得

 F1最終戦、ブラジルGPが行われました。
 今年はDRSなどの採用によるバトルの増加、不安定なピレリタイヤのタイヤマネジメント方法などが要求され、面白いシーズンになったと言われていると思いますが、最終戦もそれに見合った良いレースになったのではないでしょうか。


 優勝はレッドブルのウェバー。
 ベッテルがギアボックストラブルで2位となる中、今季初勝利を果たしました。
 3位にはバトン、序盤はソフトタイヤでのタイムの伸び悩みに苦しみますが、ミディアムタイヤを使用するとタイムが向上。
 バトンらしい走りとなりました。
 これでウェバーは今期初勝利。
 ベッテルが優勝する中、苦戦を強いられたウェバーにとっては最後に良い結果を出せて一安心と言ったところではないでしょうか。
 ただ、できればベッテルには最終戦をトラブルフリーで走ってほしかったという思いもありますが。


 トロ・ロッソと最終戦までポイント争いを行っていたザウバーは、最後に可夢偉が素晴らしいレースを見せてくれました。
 予選でこそ16位と苦しみましたが(しかし、チームメイトのセルジオ・ペレスは17位でライバルよりは上に)、レースでは素晴らしいペースで走行し、最終的に9位でフィニッシュ。
 11位アルグエルスアリ、12位ブエミ、13位ペレスよりも前に立ち、見事にザウバーのエースドライバーとして結果を残しました。



 これによってザウバートロ・ロッソより前の7位でシーズンを終了し、自身のポイントランキング12位もキープしました。
 夏頃からなかなか結果が出せず、ペレスを下回ることも多かったですから、残り2レースでポイントを獲得でき本当に良かったですね。
 これで気分よくシーズンオフに入れるでしょうし、チームとの信頼関係というのもより深まるのではないでしょうか。
 逆に言えば残り2レースでもペレスに先を越されるようなら、可夢偉の将来も本当に危なかったのではないかと思いますが。
 今後のステップアップという意味でも。
 来期は年間を通して安定したパフォーマンスを期待したいところです。