フクダ電子アリーナ、フクダ電子スクエア、フクダ電子ヒルスコートを含む、蘇我スポーツ公園。
千葉市の財政赤字もあって計画が縮小される見通しとなっていましたが、先週未整備となっていた区域の整備計画が発表されました。
当初の計画では陸上競技場、2つ目のフットサルコートなどが建設予定となっていましたが、今回の案では3つの多目的グラウンドなどが整備されることとなります(防災時の機能は変わらず)。
この見直しにより、施設設備費は57億円から約36億円に縮減されたとのことです。
第1多目的グラウンドは駅から見て、フクアリの裏手にできることになるそうです。
フクダ電子スクエアの予約が取れないという声もあって、サッカーグラウンド2面分の整備となる予定で、観客のための緩傾斜地も設置。
ラグビー1面用の使用もできるようになるそうです。
ただし、土系舗装となるそうですが。
また、第2多目的グラウンドが出来るまでは野球でも使用できるようにするとのことですが、設備などは大丈夫なんでしょうか。
気になるのは、「Jリーグ開催時は臨時駐車場(850台)として活用します」と記載されていること。
すぐ隣に第3駐車場が建設予定となっていますが、こちらは509台が駐車できることとなり、別枠での臨時駐車場となるそうで。
Jリーグファンに向かって、多目的とはいえサッカーグラウンド上に車を停めろと…。
踏み絵かなにかですか?(笑)
実際どういった運営方法になるのかはわかりませんけど、あまり良い気持ちはしない使用法ではないかと思いますが、そのあたりお偉いさん方は理解した上で決めているんでしょうか?
第2多目的グラウンド・第3駐車場が第3工区となり、来年度から第2多目的グラウンド整備を始めるそうです。
第2多目的グラウンドはフクスクの先となり、 少年野球・ソフトボールを6面分と、 軟式社会人野球・リトルリーグに対応するグラウンド1面を整備。
約6ヘクタールと、蘇我スポーツ公園の中でも非常に広い敷地となります。
ここが第4工区となるそうです。
第3多目的グラウンドはフクヒルの奥に作られグラウンドゴルフやパターゴルフなどに使用される予定で、フクアリから距離があるため管理施設も設置されるそうです。
その奥には第4駐車場が。
また、現在フクスクとフクヒルの間にある遊具施設に隣接するエリアには、 レクリエーション広場が出来るそうで。
良くある公園の自由に使える広場ですね。
この3設備が第5工区となるとのこと。
また、トイレやジョギング・ウォーキングコースの設置する予定であることや、熊谷市長のブログでは駐車場を要望の多かったスケートパークにする案なども考えられているそうです。
多目的グラウンドは仮称となっており、ネーミングライツなども考えられているのでしょうか。
運用・維持管理に関しては、今後検討していくとのことです。
規模縮小の話がでていたため、このまま空き地に近いような状況になるのかと心配していたので、ここまで整備してくれれば良い方だと考えるべきではないかと思います。
できれば第1多目的グラウンドも芝で…とは思いますが、現状ではそれは期待し過ぎなのかなぁとも。
しかし、それよりもやはり第1多目的グラウンドが、駐車場として使われる可能性があること。
それと工期が資料を探しても見つからないことも、気になる点ではあります。
今後の計画に「第1多目的グラウンドの供用までに、運営・維持管理の考える」と書かれており、そこにかっこで「(平成24年度中の作業と考えている)」と曖昧に記載されているだけで、それ以降の整備計画に関しては書かれていないようです。
個人的にはフクアリを中心に蘇我スポーツ公園が、千葉市近郊のスポーツの中心となってくれればと願っています。
そうなれば、ジェフやフクアリに興味を持ってくれる人も少しずつ増えるかもしれないし、将来のファンやサポも出てくるかもしれないわけで。
規模は縮小されとはいえ、全てが完成すれば立派なスポーツ公園になる規模の計画だと思いますし、今後は運営・管理面なども含めて頑張っていってほしいと思います。