2013年J2リーグ最終戦。
ジェフはアウェイで鳥取と対戦することになります。
鳥取は前節北九州相手1-2で敗れ、今シーズンの最下位が決定。
今季JFL首位の長野はスタジアムがJ2ライセンス基準に満たないため、鳥取はJFL2位の讃岐と「J2・JFL入れ替え戦」を行うことになりました
名称は「J2・JFL入れ替え戦」ですが、来季からJ3が誕生するためホーム＆アウェイ形式で負けたチームがJ3に参加することとなります。
鳥取は入れ替え戦決定にあわせて、クラブ公式サイトでわざわざサポーターへのメッセージをアップしていますし、気合の入っている状況なのではないでしょうか。
再開とはいえ、侮ってはいけませんね。
鳥取はジェフとも関係の浅くないチームで、昨年は久保と藤本がジェフからレンタル移籍。
今季も久保がそのまま鳥取にレンタルされており、昨年横浜FMからジェフにレンタルしていた武田が藤本と入れ替わる形で鳥取にレンタル移籍しています。
しかし、久保は契約の関係でジェフ戦では出場できないことに。
まぁ、この試合で久保がゴールを決めてジェフがJ1昇格プレーオフに出られないなんてことになったら、もし久保がジェフに戻りたいとなっても戻りにくくなるかもしれませんしね。
逆にわざとでなくても決定機を外したら、妙な目で見られるかもしれない…。
J1の2ステージ制の話でも「負けたほうが有利になる可能性」が浮上したらあれほど頑なに見えたJリーグが焦って一部を変更した印象がありましたし、スポンサーやtotoの絡みなども含めて八百長的なものになる可能性だけは避けて通りたいという部分があるのかもしれません。
今はJリーグでは信じられないこととはいえ、世界的には大きな話題になっていますから、しっかりとした対応は重要なのでしょう。
さて、ジェフは札幌、長崎と2連敗の後に栃木に引き分けとなってしまいました。
それまでが好調だっただけに、プレーオフに向けて、残念な3試合となってしまいましたね。
しかし、栃木戦では内容は悪くなく、数多くのチャンスを決めきれなかったことが勝利に結びつかなかった原因と言えると思います。
ジェフとしては鳥取相手にしっかりと勝って、プレーオフに向けて弾みをつけたいところです。
前節はチャンスを決めきれなかった試合だったからこそ、この試合でしっかりと得点を決めて良いイメージをつけていくことが大事かなと思います。
現時点ではプレーオフに向けて混戦で、ジェフも引き分け以上ならプレーオフ出場権が得られて、他チームの結果との絡みで順位も決まってくるようです。
しかし、あまりそのあたりは気にせず、まずはしっかりと鳥取戦で勝つことに集中すべきかなと思います。
順位が上になって油断するのも良くないでしょうし、逆に順位を上げられず気持ちが落ちてもあれですから、もうここまできたら「残り3戦どんな状況でも試合に勝つ」という強い気持ちで持って、戦っていってほしいところではないかと思います。
プレーオフに向け最終戦で勢いをつけたい…。
しかし、今季のジェフはどうにも勢いに乗れそうなところで、乗り切れないところがある印象です。
連勝中にコロッと負けてしまったり、逆に連敗中に勝利してトンネルを脱することが出来たかと思ったら、また負けてしまったり…。
どうにもクラブ全体で試合に勝っても自分たちを信じきれていないのか、ベテランが多いせいで慎重になりすぎているのか、どこか何かを引きずっていて思い切り戦えていないところがあるのかなと思います。
そう考えていくと、単純な一時の勢いだけではプレーオフは乗り切れないかもしれない。
もちろん決定力不足解消のためにも鳥取戦で勢いをつけることはすごく大事だと思うのですけど、確固たる自信や強いメンタリティが必要なのかもしれません。
大事なシーン、大事な試合でゴールを決め切れるのか、90分間集中して守り切れるのか、そして試合に勝ち切れるのかといった部分は、単純な技術だとか戦術と化などだけではなく、勝負強さだとか粘り強さといった目に見えない部分も大きくかかわってくるのではないかと思います。
伝統的にジェフはそういった部分で足りていない印象があるわけで、クラブのメンタリティを変えられるかどうか。
そのためにも自信を持ってプレーできるかどうか。
そこがここからプレーオフにかけて、問われてくる部分ではないかなと。
そのためにもサポーターも、チームを信じて一緒に戦っていくことが大事なのではないかと私は思います。
苦しい状況からプレーオフを経て昇格となれば、クラブ全体が大きく変われる可能性もあるかもしれませんしね。
