当ブログはプロモーションを含みます

上向きな新潟を迎えて3連勝を目指す

 GW連戦を2勝1分と、好成績で終えたジェフ。
 順位も14位まで上がりました。
 明日はJ2降格組の新潟と、ホームフクアリで対戦します。


 新潟も前節対戦した大宮と同じように、ここまで苦戦してきたチーム。
 しかし、徐々に状況は改善している印象があり、現在は順位も11位となっています。
 9日に行われたルヴァン杯FC東京戦も、メンバーを大きく入れ替えているとはいえ、3-2で新潟が勝利しています。



 今年の新潟は開幕当初、じっくりパスを繋ぐサッカーを目指していた印象でした。
 特に斜めのパスが印象的で、CBからSBへ、SBからFWへと繋いでサイドに侵入していく。
 そこからサイド裏へ他選手が飛び出し、スルーパスで相手を突く攻撃を狙っているように思います。


 守備に関しては、シンプルな4-4-2がベース。
 MFラインとDFラインを綺麗に統率するタイプの守り方で、前線のプレスがハマったら2つのラインを押し上げる動きなどを見せています。
 右SBでは市船で湘南の杉岡と同期、ジェフ杉山の1つ上となる原が、CBでは元ジェフの富澤がプレーしています。



 ただ、開幕直後は攻撃がうまくハマらず、苦労していた印象です。
 しかし、ここに来て22歳のブラジル人FWターレスが、4試合連続でスタメン出場。
 185cmのターレスは横幅もあり前線でタメも作れる選手で、この選手がターゲットになることで中央でポイントも作れて、長いボールも使えるようになり攻撃の軸が出来たのではないでしょうか。


 4月28日には山口を2-1で勝利すると、5月3日にも金沢を3-2で下しています。
 しかし、3連勝をかけた前節大分戦では1-2で敗戦。
 攻撃ではチャンスを作ったものの、ゾーン気味に守る守備で大分の攻撃陣を捕まえきれない場面が目に付いた試合だったかなと思います。



 ジェフからすると、大宮にも似たところのある対戦相手と言えるのかなと思います。
 大宮戦では1-0で勝利できとはいえ、かなり苦戦した試合でしたし、リベンジとも言えるのかもしれません。
 対策も近いものをやってくる可能性があり、サイドの守備やポストプレーを使った攻撃などへの対策を考えなければいけないのではないでしょうか。


 ただ、新潟戦はジェフが得意とするホームゲーム。
 岡山戦のように、相手より走れる状況が作れるかもしれません。
 そうなれば対策など関係なく優位に戦える可能性も出てきますし、まずはコンディションに注目ではないかと思います。



 先週の3連戦で結果を出したジェフですが、前回2連勝をあげた讃岐戦、京都戦も連戦でした。
 ジェフは積極的に出場選手を入れ替える傾向が強いですので、結果的に連戦でも負担が少ない状況となっているのかもしれません。
 大事なのは、連戦の後も継続的に結果を出すことということになるでしょうか。


 今週も話したように、相手がボールを持ったら引いて守る守備になったことで、単純に守備時に参加する選手数が増えた印象です。
 全体的な戻りの意識も、以前よりは高まったのではないでしょうか。
 ただ、守備時のバランスや中盤などでの潰し方など、まだまだセットした状況での守備組織には課題もあると思います。



 加えて、ボールを持った時の遅攻に関する課題も、変わっていない印象です。
 ここ3試合で2勝1分とは言え、得点数は1ゴールずつで、ラッキーなものも多かった。
 相手がセットした状況で、いかにシュートまでの形を作るのかも課題だと思います。


 ただ、チームは生き物とも言いますし、勢いや雰囲気なども大事な部分があると思います。
 このまま波に乗りつつ、課題を克服していきたいところではないでしょうか。
 昨年終盤も結果は出しても課題が残ったまま…という状況で今季の苦戦に繋がってしまったと思いますので、しっかりと内容も見守りながら結果にも期待したいと思います。