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5位新潟戦、松本戦で活躍した選手たちの起用は?

 前節松本戦で、5試合ぶりの勝利をあげたジェフ。
 日曜日にはアウェイ連戦で、新潟と対戦します。

 新潟といえば、いろいろとピッチ外で問題を起こしているクラブで、10月にはファビオの飲酒運転が発覚し、ペドロ・マンジーと共に契約解除。
 戦力的にも痛手は大きいと思います。
 特にファビオは高さもあって前へも走れる選手で、今季のJ2の中でもトップクラスのCFだと思っていました。

 加えて、9月末にもエース渡邉新太が、右足第五中足骨骨折で全治3か月の診断を受けています。
 渡邉新太はシルビーニョ、ファビオ、ペドロ・マンジーなど、タレントが多い攻撃陣の中でも特出した活躍を見せていました。
 8月にチョン・テセが加入してからも存在感は変わらず、前線を入れ替えがちなアルベルト監督の中でもほぼ固定化され、現在でもチームトップの7ゴールを記録しています。


 渡邉新太やファビオを欠く状況ではありますが、新潟は好調で9月23日の愛媛戦から優勝争いをする福岡にしか負けておらず、その間の成績は6勝1敗6分。
 引き分けが多いのが課題なのかもしれませんが、ジェフは10月、11月で2勝しかしていないことを考えると、その差は歴然と言えるでしょう。
 新潟は順位も5位にまで浮上してきました。

 もともと攻撃面では2列目の選手たちなどを前へ向かせるパスワークが得意なチームですが、ここ最近は積極的なプレスも効いて守備面でも改善を感じる印象です。
 特に中断明け直後はバイタルエリアを開けて大量失点することが多かったと思うのですが、こちらも週刊誌をにぎわせた福田が8月に加入。
 運動量豊富で守備のできるボランチが入ったこともあって、中盤の守備が改善されて思い切ったプレスにも行けるようになったのではないでしょうか。


 ジェフが対戦した松本も佐藤などが効いていましたが、どんなチームを作るにせよ汗かき役がいると楽だと思いますし、ジェフもやはりこういったタイプが欲しいところではないでしょうか。
 ただ、新潟の福田は前々節北九州戦で負傷交代し、前節磐田戦は欠場。
 磐田戦ではその他のメンバー変更も影響したのか再三相手にチャンスを作られ、チョン・テセのゴールでなんとか1-1の引き分けに終わった展開でした。

 今季の残り試合も9のみ。
 今年の昇格枠は2つとなりましたが、前節磐田戦が勝点1に終わったことで、2位福岡と新潟との勝点差は12に開いてしまいました。
 状況からすればかなり厳しくなってしまったわけで、これがどうメンタル面に影響するのかもポイントかもしれません。


 一方のジェフは、前節の勝利で順位を1つ上げて16位。
 せめて昨年の17位は上回りたいところですが、その瀬戸際にいる状況ですね。
 それとともに、ジェフとしては来季への希望の光も見出したいところです。

 前節は3-2で勝利したとはいえ、内容は芳しくなかったと思います。
 それだけにスタメンを大きく変更したとはいえ、今後もそれを継続するのかは読めないところがありますね。
 夏場のターンオーバーのような状況となるのでしょうか。


 ターンオーバーで悩ましいのは、選手が入れ替わるので、どこが良かったのか、どこが悪かったのかがわかりにくくなるということ。
 海外のトップクラブのように明確に2チーム作って、それぞれのチームが個々に修正や成長を図るところまで出来れば、うまくいくこともあるのかもしれません。
 しかし、ジェフは夏場にターンオーバーを実施したものの、やはりBチームは戦力的に劣ることが見えていきていましたし、2チームを構築するほどの戦力はさすがにないように思います。

 個人的には堀米や工藤などをもう少し見たい気持ちもありますが、2人とも体力面には不安のあるタイプですし、アウェイ連戦という日程もある。
 それらも踏まえた上で、尹監督がどういったチョイスをするのか。
 それに加えて、これまで出場してきた選手の奮起にも期待したいところです。


 ただ、それ以上にジェフに関しては、シーズン終盤に向けて改めてタスクの明確化を期待したいところです。
 昨日も話しましたが、ポジションごとに何を期待して、どんなプレーが必要なのか。
 あるいは、選手の組み合わせを確立して、攻撃の狙いを明確にすることができるか。

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 そこがはっきりしないと、オフの補強に関しても的が絞れないのではないかと思います。
 これはもちろん守備面でも同じようなことが言えると思いますが、今のチームに何が足りなくて、どこを改善すべきなのか。
 それをはっきりとするためにも戦い方をより明確にさせていかなければいけないと思いますし、それが残り試合でどこまでできるのかが重要ではないでしょうか。