2021年J2順位予想と一言コメント 16位~22位

 一昨日の上位予想昨日の中位予想に続いて、本日はラストとなる下位予想です。
 下位予想は心情的に予想しにくいところがありますね。
 また、予想していくと4枠の降格は改めて多く感じますし、波乱が起きてもおかしくないのではとも思ってしまいます。


16位:山口(昨年:22位)

 霜田監督に代わって、渡邉監督が就任した山口。
 昨年は22位と最下位に終わりましたので、渡邉監督への期待は大きいのではないでしょうか。

 選手の動きも激しく、イウリ、田中パウロ、高、安在、サンドロなどが退団。
 関、渡部、佐藤謙介、澤井、島屋、岸田、草野、高木大輔などを獲得。
 もともとある程度予算はあるチームということもあって、良い補強をしている印象もあります。 

 渡邉監督は仙台を長く率い一定の成績を収めている印象で、スタイルも昨年のロングボールサッカーから、パスサッカーになっていくのでしょうか。
 監督選手が入れ替わったため読みにくいですが、戦力や監督の実績を考えれば残留のチャンスはあるのではないでしょうか。
 ただ、昨年の総失点74は断トツのワースト1位ということで、その悪い流れが残ってしまわないかが不安なところではないかと思います。

17位:町田(昨年:19位)

 町田はドゥドゥ、長谷川アーリア鄭大世、太田修介、高橋祥平などを補強。
 安藤、ジョン・チュングン、小田、下坂、秋元などが退団したとはいえ、オフは戦力増加につながったと思います。
 ただ、もともと戦力はそこまで豊富ではないチームですので、選手層の厚みが課題ではないでしょうか。

 ポポヴィッチ監督のサッカーも中長距離のパスを使う早い展開が多い一方、攻撃がアバウトになる印象も強くチーム作りに深みを感じないところがあります。
 昨年も失点こそ多くなかったものの、総得点数41は4番目タイに少ない数字。
 攻撃の改善が、必須となっている印象です。

 ドゥドゥなどはポポヴィッチ監督のサッカーに合っているようにも思いますが、個の能力だけで課題が克服できるのか。
 長谷川アーリアは昨年怪我で出場機会がなかったそうなので、体の状態も気になるところ。
 平戸は昨年も9ゴール4アシストを決めており、平戸が生きる環境を作ることも大事なのかもしれませんね。

18位:琉球(昨年:16位)

 元ジェフの清武、中川、赤嶺、清水など攻撃陣を積極補強した琉球
 とはいえ、河合、小泉、鈴木大誠などが流出しており、ダメージも大きそうですね。

 前年も特徴のパスサッカーで得点は奪えていましたが、失点が多いのが大きな課題。
 しかも、CB鈴木が退団したにもかかわらず、他チームからのCB補強はなし。
 大阪教育大卒で186cmのDF村瀬に、期待するということでしょうか。

 もっとも、琉球の場合は守備の弱点もあるけれど、攻撃の武器を重視するチーム作りをしているはず。
 ある種、織り込み済みで失点以上に得点することで、勝利を目指す方向性ではないかと思います。
 チームとしての意図はしっかりしていると思うので、何とか残留は行けると予想しました。

19位:岡山(昨年:17位)

 昨年の岡山は最終節甲府戦にこそ勝利したものの、最終節までの9試合で勝ち星なし。
 厳しい締めくくりとなったシーズンでした。

 内容も4‐4‐2で、攻守にポジション重視のサッカーを展開。
 日本では珍しいですが、流動性がなく、攻撃が淡白に終わることが多いイメージでした。 
 やはり日本人は小柄な選手が多く機動力がウリなところがあるわけで、流動性がないと攻撃が手詰まりになりがちなのではないでしょうか。

 昨年の総得点39は愛媛に次ぐ2番目に少ない数字で、攻撃面が大きな課題となっていました。
 オフには河野、宮崎などが加入したものの、ポープ・ウィリアム、上田、清水、赤嶺などが退団。
 補強の動きが少なく予算も厳しいのかなといった印象を受け、今年も苦労する可能性があるチームではないでしょうか。

20位:相模原(昨年:J3・2位)

 J3昇格組の予想は難しいですね。
 しかも、相模原は選手の入れ替えも多くなっています。

 GKビクトル、富澤、鹿沼、才藤などが退団し、GKアジェノール、石田、川崎、鎌田、後藤、川上、平松などを補強。
 ホムロ、ユーリ、梅鉢、藤本なども残っていますし、下位争いの中では可能性も感じる顔ぶれなのではないかと思います。
 ちなみに、水野晃樹は契約満了となりました。

 さらに昨年の相模原はシーズン中盤から調子を上げ、最後は19戦負けなしでJ2昇格を決めています。
 その勢いが続けば怖い存在となるかもしれませんし、シーズン序盤が重要なチームなのではないでしょうか。
 ただ、怒涛の追い上げを見せたものの、最終節で1つ順位を上げての昇格ということで、トータルでいえば勝点もう1つだったため、この順位で予想しました。

21位:群馬(昨年:20位)

 岡村、船津、高瀬、宮阪などが退団した群馬は、畑尾、藤井、久保田、高木彰人、北川などを補強。
 全体的にバランスよく補強して層を厚くした印象です。

 群馬は攻撃ではバイタルエリアへの縦パスからの展開や、守備では4‐4‐2でのブロック形成など、シンプルながらも真面目なサッカーをしているように思います。
 ただ、全体的に戦力不足なのかスタミナが足りず途中でガス欠を起こしてしまったり、試合中に守備での強度が落ちてしまったりといった課題が感じられました。
 それもあって選手層を厚くする方向での補強を目指したのかなとも思いますが、それでもまだ苦労しそうな気がします。

 昨年は大前が8ゴール8アシストと活躍を見せましたし、今シーズンも大前がどれだけ良い状態で戦えるかがポイントでしょう。
 それに加えて、もう1人前線に軸となる選手がほしいところではないでしょうか。
 また、個人昇格した岡村の存在も大きかったですし、その穴を埋められるかも課題でしょうね。

22位:愛媛(昨年:21位)

 川井監督が退任した愛媛は、元愛媛ユース監督で四国でナショナルトレセンコーチを10年間勤めていた和泉監督が就任。
 前京都監督の實好コーチが、サポートする体制となりました。

 補強面では秋元、近藤、内田、浦田など、元愛媛選手を集めて補強。
 丹羽、有田、長沼、山崎などが退団しています。
 一部強化もできたとは思いますが、小柄なCB陣などは変わらないですね。

 前年の愛媛は得点数がJ2最少、失点数もJ2で二番目に多い、かなり厳しい結果でした。
 和泉監督がどんなチームを作るのかは読めませんが、前年からの大きな改革が期待されるのではないでしょうか。
 中途半端に継続しようとすると、悪い流れも続きかねないのではないかといった印象があります。


 最後にまとめ画像を。

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 京都の優勝予想で勝負をかけたつもりだったのですが、他の予想も見たところ京都の優勝予想は思ったより多いようです。
 それよりも松本、北九州あたりの上位予想と、新潟、町田あたりの苦戦の方が珍しいでしょうか。
 つい順位予想は単純な戦力ばかりを見てしまうことが多いので、なるべく気を付けたつもりではありますが、近年のJ2は上位、中位、下位でピラミッドがはっきりしてきた印象もあるので、結果的に無難になり過ぎた気もします。

 客観的に見てもジェフの降格はさすがにないだろうと思いますが、4チーム降格はやっぱり怖いですね。
 一方で昇格は2チームのみと、どちらも過酷な状況となります。
 勝者は一握りとなりますが、晴れて開幕ということで、まずはサッカーを素直に楽しみにしたいと思います。