見木「中断期間以降(流れの中で)点を取れていなかったので」

 町田戦では見木がゴールを決めて、1‐0で勝利を上げました。
 これで見木は今季9ゴール目と、二桁得点の大台まであと1ゴールのところまできました。
 ジェフとしても昨年の最多ゴールはクレーベの7ゴールでしたので、見木が1ゴール上げれば2年ぶりの二桁得点者が生まれることになります。


 見木のゴールは9月11日(土)に行われた磐田戦以来、約1ヶ月ぶり。
 しかし、磐田戦でのゴールはPKを決めたものだったので、流れの中でのゴールは7月17日(土)に行われた金沢戦以来で約3ヶ月ぶりとなります。
 7月17日(土)の金沢戦というと、ちょうど東京オリンピック中断直前の試合となりますので、そこから数えるとかなり遠ざかっていたことになりますね。

 試合後のコメントからすると、見木本人も気にしていたのではないでしょうか。
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見木友哉「PKで点を取れていましたけど、中断期間以降(流れの中で)点を取れていなかったので、ホッとした気持ちが大きいです。」

 見木は5月に4試合連続ゴール、7月の2試合連続ゴールと固め打ちしてきた傾向がありますが、コンスタントにゴールを狙えるようになることが、今後の課題なのかもしれませんね。


 町田戦のゴールを見返すと、福満が右サイドからクロスを上げたボールを、GK福井がキャッチしようとして触れず、後方にこぼしてしまいます。
 見木はソロモンが「邪魔してくれた」と話していますが、ソロモンはクロスボールの軌道にも入っていません。
 大きくプレーに関与しているようには見えず、GKからすれば視線に入った程度だったのではないでしょうか。

 それよりも福満のクロスがちょうどGKの手前でバウンドするようなボールになったため、対応しにくかったことの方が大きかったのかもしれません。
 これをキャッチにいってしまった判断も、状況を難しくさせたのでしょうか。
 いずれにしても、GKのミスと言える場面だったと思います。


 見木のシュートシーンは、そこで流れてきたボールを合わせたラッキーな形でもあったと思うのですが、その前に福満へ供給した見木のサイドチェンジが素晴らしかったですね。
 鈴木大輔からの縦パスをバイタルエリアで受けた見木は、冷静に右サイドへ展開。
 これによって相手守備陣の目先を変えて、左右に揺さぶったことで、ゴール前のポジショニングなどが混乱したところもあったと思います。

 見木はこういった狭いエリアでも、素早く反転して次の動作にいけることが、強みの1つではないかと思います。
 福満を見ていた視野の広さやプレーの判断も良く、丁寧なパスを送っています。
 チームとしてもバイタルエリアで一度ポイントを作ってからサイドへ展開したからこそ、良い攻撃が生まれた場面と言えるのではないでしょうか。


 一方で町田としては、この時間帯だけ足が止まっていた印象もあり、ボランチ付近の守備が甘くなってしまいましたね。
 この前のプレーで微妙な判定があったため、集中力が切れてしまったところもあるのではないでしょうか。
 そこはチームの若さが、悪い方向に出てしまったところもあるのかもしれません。

 まだ若い見木に関しても、ゴールシーンまでの時間帯は目立つことが出来ていなかったと思います。
 この試合に限らず見木はチームが劣勢の状況になるとボールに関わる機会が少なくなり、試合から消えてしまう傾向があるように思います。
 欲を言えば、そこを改善したいところなのではないでしょうか。


 見木は意外とボールを触ってリズムを作るタイプではなく、今回のように1プレーで試合を決められるタイプでもあるのかもしれません。
 ただ、劣勢の状況を打開するためには、見木のような選手がもっと効果的にプレーに関与してほしいところでもあるのではないでしょうか。
 自分のリズムのためというよりも、チームのリズムを改善するためにボールに関われるか。

 要するに、劣勢状態になった時に、どういったプレーが出来るのか。
 そこがもしかしたらコンスタントにゴールに関われていない問題にもつながるのかもしれませんし、チームを引っ張る存在になるために必要な要素なのかもしれません。
 得点力不足の中で9ゴールも上げているわけですから十分活躍している見木ですが、さらに上を目指して頑張ってほしいと思います。