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第7戦モナコGP ペレスが初のモナコウィナーに

 大きなレギュレーション変更以降、初めて行われたモナコGP
 今回のレギュレーション変更は追い抜きを容易にして、よりエキサイティングなレースを目指すものとなっています。
 ここまではその効果が出るレースも多かったのですが、モナコでは通用しなかったですね。

 雨絡みになったレース序盤こそ、路面の変化に伴うタイヤ選択の駆け引きもあって、結果的に動きの多い展開となりました。
 しかし、レース途中にドライになってからは、遅いマシンも抜けないトレイン状態が多発。
 モナコは毎年のことではありますが、展開としては地味な戦いとなってしまいました。


 角田もその影響を受けた1人ということになるのかもしれません。
 予選ではQ3で接触赤旗を出してしまいましたが、その後復帰し結果的に11位と悪くないグリッドに。
 しかし、ガスリーはこの赤旗でアタックタイミングを失敗し、17位につけました。

 レースでは早々にそのガスリーがインターミディエイトに変更し、順位を上げていきます。
 ギャンブル的なタイヤ交換だったとも思うのですが、角田もそれに合わせてタイヤを変更。
 しかし、タイミングなどが噛み合わなかったのか前を抜き切れず、17位で終わってしまいました。


 角田も戦略ミスではないかと話していたようですが、個人的にもあのタイミングでのタイヤ交換はどうなのかなと思いながら見ていました。

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 その段階での角田のタイヤの摩耗状況などもあるので、外部からはわからないことも多いですが、角田のポジションは11番手。
 ガスリーのように後方にいたわけではないし、粘った方がポイントを獲得できる可能性は高まるのではないか。
 なぜならモナコは抜けないサーキットとして有名ですから、いくらインターミディエイトで前車より速くても、そこで詰まってしまう恐れがある。

 これがモナコと言えばそれまでなのでしょうが、だからこそ戦略が大事なレースでもあったはず。
 残念なのは前戦スペインで高パフォーマンスを見せていただけに、結果的にそれが続かなかったこと。
 良い結果と悪い結果が交互に続いてしまっているだけに、また挽回していかなければいけませんね。


 優勝はレッドブルのペレスで、初のモナコウィナーに輝きました。
 フェルスタッペンは3位で、抜けないモナコに苦しんだだけでなく、マシンバランスにも苦労していた印象でした。
 しかし、2位はサインツで、目下のライバルであるルクレールが4位だっただけに、最低限の結果は残せたことになります。

 次はアゼルバイジャンGPで、市街地コースが続くことになってしまいます。
 モナコよりは高速サーキットとなりますが、道幅が狭く荒れることも少なくはない。
 モナコで各ドライバーが追い抜きに苦労したのも、新レギュレーションで車幅が広がったことが1つの要因ではないかと思いますし、アゼルバイジャンではそのあたりがどうなるのか気になるところですね。