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第21戦ブラジルGP ラッセルがF1初勝利を飾る

 先週末のブラジルGPを含み、残り2戦となった今季のF1GP。
 ブラジルの優勝は、メルセデスラッセルとなりました。

 ラッセルは雨絡みとなった予選で、コースオフをして赤旗の原因になりました。
 しかし、その後雨が激しくなって、3位をキープするという幸運に恵まれます。
 ただ、その後のスプリント予選では力強いレースでフェルスタッペンも抜き、決勝でも安定した走行を見せ見事な勝利を飾りました。


 ラッセルはシーズン前半こそ好調でしたが、シーズン後半にはハミルトンが復活してきたこともあって苦戦気味だったようにも見えました。
 それだけにブラジルでの勝利は、驚きもありましたね。
 何が起こるかわからないのがF1ですし、厳しい状況に陥っても耐えることで、こういったチャンスが巡ってくるのでしょう。

 それと共に、ブラジルではメルセデスが単純に速かった。
 ハミルトンも2位につけましたし、最近調子を上げているとはいえ、レッドブルに勝利したことになります。
 レッドブルもフェルスタッペンがペナルティを犯したり、ピットミスがあったりといったバタバタがあったとはいえ、来季に向けて若干の不安も見えつつあるでしょうか。


 予選は雨の幸運もあって、ハースのマグネッセンがF1初ポールを獲得。
 しかし、スプリント予選で順位を下げると、決勝ではリカルドにぶつけられてリタイア。
 リカルドは前回も角田に接触していますし、来季シートがないこともあって、ミスが増えている印象もあります。

 その角田はフリー走行から全くタイムを伸ばせず、予選、スプリント予選でも苦戦。
 決勝前にフロアなどを変えて若干の修正がかかった印象もありましたが、ポイント争いも出来ずに終わっています。
 レース終盤のセーフティカー中にラップを戻したもらえなかったという不運もありましたが、それがなくても厳しい状況だったと思います。

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 チームメイトのガスリーも苦しい展開だったことを考えると、マシン自体が戦えない状況だったように思いますし、特にタイヤが持たないという課題を感じます。
 それでもガスリーは一時ポイント圏内にいましたし、マシンが厳しい時の対応が角田の課題ということになるのでしょうか。
 シーズン中盤からはタイムは出ていただけに、ここでの失速は残念ですね。


 今週末は今季ラストレースとなるアブダビGP。
 アルファタウリはハースとポイント差2となっており、角田も同期のミック・シューマッハーと同数で並んでいます。
 角田は来季のリーダー争いも気になるところで、今季のうちにチームの信頼を勝ち得ることが重要となっている状況だと思います。

 また、上位争いではルクレールとペレスのポイント数も同数となっていて、ブラジルではフェルスタッペンがペレスに順位を譲らなかったことがちょっとした騒動となりました。
 シーズン最後に、誰が気持ち良い形で終えるのかが見どころです。
 なお、F1関係者にはサッカーファンも多く、ガスリーなどはアブダビGP後、カタールW杯に向かうとのことで、スポーツ界で中東が注目されることになりますね。