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見木友哉が出場停止のジェフ、8試合勝ちなしの20位徳島と対戦

 今年は7月から酷暑が続いていましたが、ようやく8月の試合に入ります。
 これだけ長期間暑い時期が続くのであれば、秋春制にして夏にシーズンオフを迎えてもあまり逃げ場はなそうな気もしますね。
 それよりも暑い中でもいかに戦えるかの議論が、必要となっていくのでしょうか。


 町田、山口と連勝を遂げたジェフは、週末にアウェイ徳島戦を控えています。
 徳島は現在5勝13分10敗の20位と低迷しており、降格圏内にいる21位金沢と勝点同数になっています。
 さらに現在8試合勝ち星なしと、苦しい状況が続いています。

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 ポヤトス監督がG大阪に移籍した今季の徳島は、ラバイン監督が就任。
 4月に2‐2で引き分けたジェフ戦も含め、当初は4バックでスタートしていました。
 しかし、開幕から11試合勝ち星なしと苦戦したこともあって、シーズン途中からは3‐5‐2にシフトしています。


 3バックでパスを繋いで、ワイドに開いた左右WBにボールを付けて、相手を左右に広げる。
 そこからアンカーなどに繋いで展開するか、長いボールで縦へ仕掛ける。
 2トップに位置する柿谷と森はボールの受け方もうまく、徳島の武器となっている印象です。

 ただ、あまりそのビルドアップが、うまくいっていな印象もあります。
 3バックがゆっくりとパスを繋ぐので、相手を揺さぶれていないし、ボールを受ける動きや工夫も少ない。
 出しどころに迷って空いている選手を探して浮き球のパスを供給することも多く、自発的に相手を動かして前へ持ち込むというところまでいっていないように見えます。


 そのため、後方でボールを失って、ハーフカウンターを受けることも多い。
 システムなどは異なりますが、同じスペイン路線ということもあり、前節対戦した山口と似通った課題を感じなくもありません。
 守備においてもプレスがはまり切れていなかったり、セットプレーでやられたりという部分が弱点なのかなと思います。

 とはいえ、タレントはしっかりと抱えているチームで、局面での相手のはがし方はうまい選手が多い印象です。
 一昨年J1から降格して、選手を引き抜かれたダメージも残っているかもしれませんが昨年もJ2で8位。
 はまれば怖いチームだと思います。


 対するジェフは、見木が累積警告で出場停止。
 見木は相手に前を取られた時などに、後ろから足をかけて警告を受けてしまうことが多い印象なので、そこも大きな課題ですね。
 オシム監督もつまらない警告などをした選手に罰金ものだとよく怒っていましたし、本来は看過していいものではないと思います。

 以前プレーしていたトップ下に関しては、風間が十分に機能しているので問題はないと思います。
 心配なのはボランチの方で、レギュラーだった小林も不在となっており、高橋も右SBに回っている状況。
 熊谷の状況も不明となっていますね。


 徳島戦での見木の出場停止も考慮して、山口戦終盤に福満をボランチでテストしたのかもしれません。
 ここ数戦は途中出場からトップ下でプレーすることの多かった福満ですが、昨年までは右WBでプレーしておりある程度対人守備にも期待はできる。
 ボランチとしてのポジショニングやバランス管理も出来れば、十分戦えるのではないかと思います。

 チームにとっては熊谷の復活がベストではないかと思いますが、最近良いプレーを見せている福満のボランチ起用も楽しみなところがあります。
 福満も賢いプレーが出来て、パスを繋げるタイプだと思いますから、今のサッカーには適しているのではないでしょうか。
 シーズン終盤に向けて欠場者も増えてくるかもしれませんが、代わりに入った選手が活躍することで、ポジション争いが活性化していくといいですね。


 町田に3‐1、山口に4‐0と快勝したジェフですが、10勝8分け10敗でようやくイーブン。
 順位も11位と、まだまだここから上げていかなければいけません。

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 これまでも波に乗り切れるかなと思ったところで止まってしまったことが多いですから、今度こそはこの勢いを止めたくないところ。
 徳島も降格圏が近づいてきたところでのホームゲームですから、嫌な相手ではあると思います。
 しかし、こういった試合をしっかり勝ちとることで、上位争いへ殴り込みにいきたいところではないでしょうか。