オランダGPに続いて開催されたイタリアGP。
ここでもレッドブルのフェルスタッペンが勝利を遂げました。
これでフェルスタッペンは10連勝となり、2013年に同じくレッドブルのベッテルが記録した9連勝を抜き、史上最多勝利を挙げたことになります。
しかし、予選では0.013秒差でフェラーリのサインツに先を越されて2位。
同僚のペレスに至っては5位と低迷。
ここ数戦、レッドブルは予選で苦しんでいる印象もあります。
それでもレースでは、サインツをコース上でパスして優勝。
今回はペレスもレースで巻き返して、レッドブルの1‐2フィニッシュとなりました。
それでも圧倒的な勝利といった感じではなく、レッドブル時代のベッテルやフェラー自時代のミハエル・シューマッハーなどに比べれば、マシンの差はないように思います。
それでもこれだけ安定した勝利を遂げているのは、やはりフェルスタッペンの実力ではないかといった印象です。
一方でこれだけの接戦で、特に2位以下は誰が来てもわからない状況になってるので、フェルスタッペンが圧倒した強さを見せているとはいえ、レース全体で言えば面白いシーズンになっているのではないでしょうか。
もちろん1位争いも接戦になれば言うことはないのでしょうが、そこは自由競争が基本のF1では贅沢と言うものではないかと。
3位には僚友との順位争いを制したフェラーリのサインツが付けています。
い世紀報道などもあるサインツですが、地元モンツァで結果を残せたことは大きいですね。
5位、6位もメルセデスの2台と、レッドブル、フェラーリ、メルセデスが並んだことになりますが、6位のハミルトンは接触もあり、若干バタバタとしたレースになってしまいました。
角田は金曜から好調で、予選Q1でも4番手と好タイムを刻みました。
しかし、Q3では僅差の11位で敗退し、F1で2戦目のチームメイト・ローソンに0.16秒差に付けられてしまいました。
大きなミスはなかったはずですが、少しずつタイムを刻めたのではないかと話しています。
「うーん、最終的に自分が持っている力を最大限出しきれなかったので、フラストレーションがたまる予選となりました。最後はもっといいラップができたと思うから、かなり悔しいし、自分に失望している」
なぜ、いいアタックができなかったのか? 角田は言う。
「ターン4、5とターン7、8、9、10でロスしました」
それだけもっとやれるという自覚を持ちつつあるのかなとも思いますし、ローソンが良いドライビングをしているだけにもっと頑張らなければいけないという気持ちもあるのかもしれませんね。
決勝ではスタート前にパワーユニットが壊れて、出走できず。
ローソンが11位で終わったことを考えると、角田もポイント争いが出来たのではないかと思いますし、非常に残念な結果となってしまいました。
やたらとペナルティを科せられたオランダGPに続いて、モヤモヤの残る結果となってしまいましたね。
F1は1週間空いて、来週にはシンガポールGP。
そして、その翌週には鈴鹿での日本GPが待っています。
角田は若干流れの悪い展開が続いていますし、シンガポールですっきりとしたレースをして、母国日本GPに弾みをつけて欲しいところだと思います。