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元ジェフ長澤和輝も加入した仙台を相手に総力戦を挑む

 前節栃木戦でも、試合終盤のゴールで接戦をものにしたジェフは5連勝中。
 これで順位も6位に上がり、プレーオフ圏内まで上がってきました。
 ただ、順位を意識しすぎてしまうと、プレッシャーを感じ始めるかもしれません。

 関塚監督時代の2014年やエスナイデル監督時代の2017年にもシーズン終盤の快進撃でプレーオフまで行ったことのあるジェフですが、あの頃も追いかける側だったからこそ、戦いやすかった部分があるかもしれません。
 オシム監督も「我々は失うものは何もない」と暗示のように語っていたように、チャレンジャーの立場というのはやはり強いのでしょう。
 小林監督も「チャレンジャーの気持ちを持って戦う」と、キックオフミーティングからしきりに話していますし、その気持ちを最後まで持ち続けることが大事ですね。

jefunited.co.jp

 対して明日対戦する仙台は、メンタル的に厳しい部分もあるのかもしれません。
 シーズン中頃から成績が伸びず、現在17位と昇格も降格もない状況となり、中弛みな状態になっているのかなと思います。
 それでもタレントは豊富なチームですし、注意しなければいけない相手だと思います。

 前後の試合で全く勝てていなかった7月の大宮がジェフに勝利したように、J2に降格して間もないチームはJ2でも目立つチームにだけ、気合を入れて戦ってくるところがある。
 今思えばJ2降格直後のジェフにもその傾向があり、その分他の試合を疎かにして成績を伸ばしきれず、そのままJ2にどっぷりとはまってしまったようにも思います。
 今でもジェフはJ2では比較的目立つチームだと思いますし、地力のある仙台も気持ちが入ってチームがはまれば非常に怖いチームですから、気持ちで負けないようにしたいところです。


 6月から11試合勝ち星のなかった仙台は、ここ3試合も勝利から遠ざかっています。
 ただ、前々節岡山戦も前節水戸戦も試合終盤にゴールを決められて0‐1で敗戦と、試合終盤の戦い方には課題がありますが、守備面での集中力は増しているのかもしれません。
 ジェフとしてはここ数戦同様に、攻撃面が問われる試合となるでしょうか。

 仙台も後方からのパスを繋ぐ意識があるチームで、そこから前線に当てて、SHが仕掛ける展開を狙ってくる。
 守備時は4‐4‐2、攻撃時は4‐1‐2‐3で、SHには今夏加入した斎藤学を筆頭に氣田、 松崎など、有力なアタッカー候補がいます。
 そのSHにインサイドもサポートにいく形が、基本的な狙いなのではないかと思います。


 しかし、ここ数戦は単純に全体的な動きが重く、パスワークも遅れがちで、相手のプレスに苦しんでいる印象です。
 メンタルだけでなく、コンディショニングにも苦労しているのでしょうか。
 ここ3試合はノーゴールで終わっており、強引な仕掛けで攻撃が終わってしまう場面も目立っています。

 伊藤監督でスタートした今季の仙台ですが、成績が伸びず7月にはジェフでもコーチを務めた堀監督が就任。
 元ジェフ長澤も夏に加入ている上、若狭、秋山、氣田も在籍しており、ジェフ関連の選手が増えています。
 長澤は前節もアンカーの位置から、前線に素晴らしいボールを上げていましたし、警戒しなければいけない相手ですね。


 対するジェフの戦術に関しては、昨夜Youtubeでもアップしました。

www.youtube.com

 詳細は動画を見ていただきたいところですが、ハイプレスからのハーフカウンターと相手を引き付けて裏を取るパスワークのハイブリッドスタイルが確立し、この5連勝に結びついたのではないかと思います。


 ただ、仙台戦ではここまで全試合スタメン出場を果たしていたキャプテン鈴木大輔が、前節のレッドカードで出場停止。
 鈴木大輔イエローカードも受けて翌々戦も出場停止となりますし、前節欠場したエース小森の状態も気になるところです。
 どのチームもこの時期は累積警告や怪我などで苦労する傾向にありますが、ジェフもここからは総力戦ということになると思います。

 攻守の要と言っていい2人を欠く恐れが出ているわけですが、何とかここで耐えて2人の復帰を待ちたいところ。
 代わりに出場ということになれば、呉屋や佐々木になるかと思いますが、それ以外の選手のサポートも含めてチームで戦っていかなければいけませんね。
 10月からは昇格争いの直接的なライバルとの試合が増えますし、それまでにしっかりと勝点を稼いでいきたいところだと思います。