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前回大敗した水戸にリベンジを果たし上位チームにプレッシャーを

 ジェフがシーズン終盤に連勝を遂げ、盛り上がりを見せています。
 前回のホーム仙台戦では、13,686人もの集客が。
 そこには新規のファンやライトなサポーターもいらっしゃるのではないかと思い、Youtubeで私なりの「サッカーの見方」を紹介する動画をアップしました。

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 正直実験的な内容ではありますが、よく聞かれる話でもありましたので、このタイミングで取り上げてみました。
 よろしくお願いします。


 改めて、ジェフは前節のアウェイ岡山戦も5‐0の完勝で納め、7連勝を達成。
 これで、クラブ歴代最多タイの連勝記録となりました。
 試合内容も良く、得失点差も稼いだことになります。

 しかし、ジェフはまだ何も成し遂げてはいません。
 シーズン終盤に好成績を収めるも昇格のチャンスを逃して、翌年ガタっと崩れるチームも珍しくはない。
 ジェフも前回の最多連勝記録は2017年の終盤でしたが、翌年は大きく低迷してクラブ史上最低の14位で終わっています。


 前節は清水が敗れて2位との勝点差が若干縮まりましたが、いまだにジェフの順位は5位。
 順位が入れ替わった2位磐田との勝点差も、5あることになります。

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 気を付けなければいけないのは、これが上位争いであるということ。
 近年のジェフは下位や中位で争うことが多かったため、連勝すれば一気に順位が上がることもあったし、勝点後5差もあまり大きくは感じませんでしたが、上位ともなれば相手チームも勝点を獲得する確率が高い。
 さらに、ここから3チームも追い抜かなければいけないわけで、どこかが落ちてもどこかは連勝する可能性があります。

 やはりジェフの立場からすれば、1試合1試合に集中して戦っていくしかないと思います。
 勝ち続けることで、上位チームにプレッシャーを与えていく。
 その結果、例え自動昇格ではなくプレーオフ進出で終わったとしても、しっかりプレーオフを戦える準備もしておくべきだと思います。


 さて、今週末のジェフはホームに帰って、水戸と対戦します。
 水戸は現在13位。
 ここ2試合は2連敗中ですが、それまでは10試合負けなしと好調でした。

 前回対戦時は1‐4とジェフの守備が崩壊し、大敗を喫しています。
 ジェフからすればチームの成長を証明するためにも、リベンジを果たさなければいけない相手ですね。
 その時の試合は前からのプレスがはまらずに苦しんだ展開だったこともあって、続くいわき戦からプレスを強めてシーズン終盤の好成績に繋がった経緯があります。


 秋葉監督が退任し今年から濱崎監督が就任した水戸は、より組織的な守備をメインに戦っているイメージです。
 4‐4‐2でコンパクトに守り、ハイプレスからボールを奪う。
 そこからのハーフカウンターが、攻撃の大きな狙いにもなっていると思います。

 プレスをかわされても、4×4のボックスを維持してスペースを消す。
 それによって相手ボールをサイドに追い込み、SHとSBで挟み込んでボールを奪う守備の意図があるのではないかと思います。
 ただ、こういった守備にありがちですが、ゾーン気味の守備で相手に押し込まれやすいし、サイドの守備をかわされると中央が薄くなる印象があります。


 一方で遅攻に関しては、若干アバウトな展開が多いのかなとも思います。
 前線にフィジカルの強い選手を置いて起点とする攻撃と、SBも積極的に攻撃参加するサイドからの展開がメイン。
 若い選手が多く縦への勢いを感じるので、そこも注意しなければいけません。

 今夏、ジェフからレンタル移籍したブワニカは9月に入ってスタメン出場を果たしており、16日の仙台戦ではゴールも決めています。
 ブワニカのスタメンはレギュラーだった草間の離脱も大きかったのではないかと思うのですが、その草間はちょうど先週の甲府戦で試合途中から復帰。
 ブワニカは契約でジェフ戦に出場できませんが、負傷していた可能性のある寺沼も前節復帰していますし、前線の組み合わせにも注目ですね。


 一方のジェフも、出場停止明けで鈴木大輔が復帰予定。
 新井一耀も前節途中から出場していますし、顔ぶれが揃ってきました。
 昇格に向けての大事な時期に、主力選手が離脱せず活躍出来ているというのは大事なことですね。

 前節のジェフは岡山相手に5‐0で勝利していますし、水戸はまず失点しないことを重視してくるかもしれません。
 一方、ジェフとしては引き分けではなく勝ちが欲しい状況ですから、得点面が重要となると思います。
 いかに水戸の組織的なプレスをかわしつつ、4×4のブロックを崩すかが重要となるのではないでしょうか。

 翌週は代表ウィークの影響なのか、J2もまさかのお休み。
 シーズン終盤に向け盛り上がる中で水を差された印象があるのは、やっぱりジェフが好調だからでしょうか。
 フル代表だけでなくU-22日本代表も活動があるためJ2も行わないということなのかもしれませんが、良い形で休みに入るためにも水戸戦での勝利がほしいですね。