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第18戦カタールGP スプリントでフェルスタッペンのチャンピオン決定

 独走状態だったレッドブルのフェルスタッペンのドライバーズタイトルが決まったカタールGPですが、いろんな騒動が起こってかすんでしまう程でしたね。
 決勝ではなくスプリントレースでチャンピオンが決まってしまったこと、縁石によるタイヤの摩耗によって決勝タイヤの周回制限が行われたこと、縁石問題でコースが修正されたこと、決勝で多くのドライバーが重度の脱水症状に陥ったこと。
 スプリントレースによってフリー走行の機会が減少しこうした問題が起こったのではないかと思いますし、縁石を許可したことや開催時期も含めて、FIAの運営に疑問を感じた週末となってしまいました。


 土曜日に行われた決勝に向けての予選では、フェルスタッペンがポールで、メルセデスの2台がそれに続きました。
 アルファタウリの角田もQ1を突破し11位と、フェラーリサインツレッドブルのペレスを上回る素晴らしいスタートでした。
 低迷するアストンマーチンのローソンやウィリアムズのサージェントは下位に沈み、ペレスと合わせてストーブリーグの話題となっていきそうです。

 しかし、スプリントシュートアウトでは状況が変わり、マクラーレンのピアストリがトップでノリスと並び、フェルスタッペンは3番手グリッドに。
 角田も18位でチームメイトのローソンに、先を越されてしまいました。
 トラックリミットでタイム抹消となった結果ですが、それがなくともQ3突破は僅差な状況でした。


 土曜午後のスプリントでは、そのままピアストリが逃げ切り、新人ながらも素晴らしい結果をもたらします。
 そして、2位にはフェルスタッペンが付けて、チャンピオン決定。
 同僚のペレスはクラッシュと、明暗ハッキリと別れました。

 タイヤの周回制限が行われた決勝ではフェルスタッペンがポールトゥウインを飾り、マクラーレンの2台も表彰台に。
 若い3人が上位を占める形となり、今後のF1をリードしていくのはこの面々となるのかもしれません。
 角田はレースペースが上がらず15位に終わっており、悔しいレースとなってしまいました。


 アルファロメオの2台がポイントを獲得したことにより、アルファタウリの最下位脱出は厳しくなってしまいました。
 アップデートパーツの投入で予選タイムは上がったのかもしれませんが、ロングスティントのペースが足りていない印象です。
 とはいえ、アルファロメオのペースもそこまで良かった印象はないですし、ストラテジーの問題もあるように思いますが。

 これでローソンはお役御免で、リカルドが復帰することになるようです。
 カタールでのローソンはスプリントのスタート直後にクラッシュし、決勝でも角田を下回るペースで厳しいラストとなってしまいました。
 ミスの少ないドライバーと評価されているのかなとは思いますが、ペースで言うと毎回少しずつ角田を下回ることが多いですから、それをどう評価されるのか。

 角田も次のライバルはベテランリカルドということになります。
 ペレスの大スランプもあって、リカルドのレッドブル復帰も噂される状況ですが、そのリカルドに勝ち越せば角田もアピールのチャンス。
 相変わらずマシンは厳しい状況ですが、残り5戦での挽回を期待したいですね。







 そのスプリントレースでは、