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小森飛絢がいわき戦で劇的な決勝ゴールを決め勝利に導く

 いわき戦では途中出場の小森が、86分と試合終盤にゴールを決めて1‐0の勝利に導きました。
 あのゴールが決まっていなければ、引き分けに終わっていたかもしれない状況でした。
 そうなるとジェフは3試合未勝利で、残り2試合を迎えていたわけですから、本当に大きなゴールだったと思います。


 ゴールシーンは、左からのクロスボールに対して、ファーで鈴木大輔と小森が合わせに行きます。
 より外にいた小森のヘディングシュートが、鈴木大輔に当たって跳ね返ってしまいますが、こぼれ球に小森が素早く反応。
 ダイレクトで足で合わせて、難しいゴールを決めています。

 ゴール前に残っていた鈴木大輔と小森が被ったシーンも言えますが、よくよく相手選手の動きを見ると、鈴木大輔が前にいたことによって、小森のマーカーが前方に釣られています。
 それによって小森がフリーになって、ヘディングシュートを放ち、その後のボールにも合わせられたわけですから、結果的に鈴木大輔が良い囮になっていたことになりますね。
 ファーで待っていたのが小森1人だったら、相手DFに跳ね返されていたかもしれません。


 しかし、それにしても見事なのは最後のシュート。
 小森の前方には鈴木大輔、相手DF2人、相手GKがいてコースは限定されていたはずなのに、ここしかないというコースにシュートを決めています。
 しっかりとコースを確認する余裕があったかどうかはわかりませんが、これが決定力と言うものでしょうか。

 ダイレクトで合わせたことによって、相手守備陣が対応しきれなかった部分もあったと思いますし、得点への嗅覚と言うものも感じますね。
 試合後、小森は1人少ない相手に対し優位に進めていたが、「最後の精度が求められていた」と話しています。
 自身に求められているものが、わかっているなという印象を受けるコメントですね。

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 いわき戦後半のジェフは何度かチャンスがあったにもかかわらず決めきれていませんでしたし、後半必要だったのはラストパスやシュートの精度だったと思います。
 特に決定力の部分で小森は1つ抜けている印象がありますし、見事にそれを見せてくれました。

 やはりこの決定力を見るとスタメンから小森を起用した方が良いのではと思ってしまいますが、途中投入から結果を残したわけですから、逆に残しておいて正解だったと言える状況でもありますね。
 今回も試合途中からドゥドゥを前線に移して、小森との2トップでプレーさせていることになります。
 やはり小森は中盤に下がってくる動きが多いだけに、現状だと2トップの方がいいという判断なのでしょうか。


 しかし、ジェフのメインシステムは4‐1‐2‐3となっているわけで、スタメンでは2トップにしにくいところがある。
 呉屋は1トップにも合っているということもあって、ここ最近は呉屋が選ばれているのかもしれません。
 ただ、決定力のある選手はスタイルに合う合わないに関係なく欲しいところですし、ドゥドゥも相手に警戒されつつあると感じるだけに、そろそろ小森の復帰で良いのではと思うところがありますね。

 この辺りは昨日アップした試合の感想に関するショート動画でも、少しお話ししました。

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 この小森の起用法が昇格の運命を決めるなんてことも、あり得なくはないかもしれません。
 どちらに転ぶかはわかりませんが、呉屋も健闘しているとはいえ良い形でシュートまで持ち込めているシーンは少ないだけに、今後の選択が気になるところです。