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第20戦メキシコGP アルファタウリのリカルドが7位と結果を残す

 3連戦中の2レース目となった、F1メキシコGP。
 角田にとっては、非常に歯がゆいレースとなってしまいました。

 チームメイトとして怪我から復帰したリカルドは金曜日から好調でパドックの話題となっていましたが、角田のマシンにはFP1で新人ドライバーのアイザック・ハジャルが乗り込みました。
 これは現在のレギュレーションを消化する形だったので仕方ないですが、さらにここでPUなどを交換。
 ペナルティにより、下位スタートが決まりました。


 それでもレースペースは良く、赤旗中断時の幸運もあって、8番手まで浮上。
 前を行くピアストリよもレースペースもタイヤ状況も良くさらに上に行くチャンスでしたが、パッシングシーンで接触してしまいポイント圏外に沈んでしまいました。
 並びかけるタイミングまでは良かったと思うのですが、ターンインが速すぎた印象でした。

 ピアストリも若干角田に寄せてはいましたが、それも考慮すべきだったと思います。
 抜きに行くのであれば綺麗に抜き去るべきだったし、そうではないのならミスを待って無難に行くべきだったのではないでしょうか。
 レースペースに関してはリカルドとも遜色のない速さを見せていたと思いますし、改めて非常に残念な結果だったと思います。

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 リカルドに関しては、得意のメキシコで予選では4位、決勝でも7位と見事な成績を収めました。
 ただ、確かに素晴らしい結果ではありますが、アメリカGPからアルファタウリには悪くない流れが来ていましたし、チームのマシン開発が成功しているからこそ生まれた結果でもあると思います。
 これが次のレースにも続くのか、角田との勝負も含めてまだまだ分からないのではないでしょうか。

 それでも欧州メディアは大絶賛を見せており、レッドブルへの復帰も再び話題となっています。
 しかし、今回に限らずですが、欧州のF1メディアはリカルドの活躍を待ってましたとばかりに持ち上げていますし、初めから評価は固まっていることが多い印象です。
 確かに今回の好走は非常に目立ちはしましたが、ここまでは角田の方が速い週末が多かったことを無視して評価するのもどうなのかなとも思います。


 優勝はフェルスタッペンで、F1年間最多勝利を16勝と更新。
 同僚のペレスは、母国レースでもスタート直後に接触してリタイア。
 それもあって、リカルド待望論が過熱しているところもあるのでしょう。

 2位にはハミルトンが付け、チャンピオンシップでもペレスに20ポイント差となりました。
 3位にはルクレール、4位にはサインツフェラーリ勢が付けた一方、マクラーレンは若干元気がなく5位のノリスがやっと。
 今週末も連戦でブラジルGPが行われますが、角田としてはしっかりと切り替えて挽回してほしいところだと思います。