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PKを決めた呉屋大翔「前回譲ってしまって後悔していました」

 群馬戦では途中出場の呉屋が、逆転ゴールとなるPKを決めています。
 それ以外のシーンではそこまで目立つことのなかった呉屋ですが、あのプレッシャーのかかる中でゴールを決めてくれた。
 それだけで、十分な仕事を果たしてくれたと思います。

 PK獲得直後、見木がすぐにペナルティスポットに立ってアピールしていましたが、キッカーは呉屋でした。
 見木は自分で決めたいという意欲が強い選手ですし、7月の甲府戦でもPK失敗していますからその時の借りを返したかったのかもしれません。
 しかし、一度PKを外した選手がもう一度外すということも珍しくないですし、確率論からしても選びにくいところがあったと思います。


 一方で呉屋は前々節東京V戦でPKをゲットしたにもかかわらず、ドゥドゥがキッカーとなって失敗。
 その後、逆転負けという苦い思いがあります。
 ドゥドゥとしてはハットトリックを狙えたし、周囲の選手としてもドゥドゥのスペシャルなミドルシュート2発を見た直後でしたから仕方のない流れだったとは思いますが、順位を考えてもあの1敗は非常に大きなものでした。

 そのことももあって、今回は呉屋が担当したということなのかもしれません。
 本人も「東京V戦で譲ってしまって、少し後悔していました」と話しています。

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 また、田口が「お前が蹴れ」と言ってくれたと話しているそうで、その言葉も呉屋が蹴る後押しになった模様です。
 そもそもこのPKは田口のシュートが相手の手に当たって生まれたものでしたが、田口はあまりこういったPKを蹴りたがらない印象があります。
 呉屋は東京V戦のこともありますが、本来はシュートのうまい選手だと思いますし、メンタル面や経験なども含めて田口が指名したのかもしれませんね。

 今回も落ち着いて決めてくれたと思います。

 ここ最近スタメン出場が続いていた呉屋でしたが、この日は小森がスタメン出場となりました。
 小森もなかなか良いシュートチャンスはなく、大活躍とまではいかなかったと思います。
 各チーム、ジェフの裏抜け狙いを警戒して、簡単には裏のスペースを渡してくれなくなったようにも思います。

 しかし、12分には左サイドのパスワークから、日高がハーフスペースで粘って小森へパス。
 小森は反転してバランスを若干崩しながらも、惜しいシュートを放っています。
 あの狭い局面でも際どいシュートを打てるのが小森の凄さだと思いまし、小森らしさは1つ見せてくれたと思います。


 結果的に、前節いわき戦では途中出場の小森が。
 今回の群馬戦では途中出場の呉屋が、決勝ゴールを決めたことになります。
 2人のストライカーが刺激しあって交互に結果を残していくというのは、チームにとって理想的な展開とも言えるでしょう。

 ただ、出来れば途中出場の選手だけではなく、スタメン出場した選手たちにも結果を残してほしいところ。
 群馬戦での2ゴールは共に福満、椿と途中出場の選手がチャンスを作っていますし、途中出場の選手たちが結果を残してくれているのはありがたいですが、途中出場からの挽回に頼り切らない攻撃も作りたいところですね。
 とはいえ、ストライカーの活躍はチームを盛り上げることにもつながると思いますし、残り試合でも2人に結果を期待したいと思います。