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唯一プレーオフ出場が確定しているジェフ 6位浮上の可能性が残る長崎と最終節

 先日、篠原の現役引退が発表されました。
 心疾患があって昨年手術をしたものの、そこから状態が改善されなかったそうです。
 今シーズン初めのジェフは離脱者が多く若手選手の出場も目立っていたので、篠原はどうしているのかなと思っていたのですが、こういうことだったんですね。

 大卒新人だった昨年4試合だけの出場でしたが、動けてボールを回せるタイプといった印象だったので、今季のサッカーには適しているのではと思っていました。
 若くしての引退は非常に残念ですが、サッカー選手という選択が全てではないはずです。
 今は切り替えるのも大変な時期かもしれませんが、良い次の人生が見つかってほしいと思います。

jefunited.co.jp

 さて、今週末、ジェフはホーム最終戦を迎えます。
 ただ、ジェフは前節の勝利でプレーオフ進出が決まりましたので、最終戦という感覚はあまりないですね。
 前節終了後にもXに投稿しましたが。

 2位清水と3位磐田、4位東京Vは勝点1差で、3チームともにまだ自動昇格の可能性が残ります。
 そして、6位甲府、7位山形、8位長崎も勝点2差ですので、プレーオフ進出の可能性が決まっていない。
 結果的に最終節を残してプレーオフ出場が確定しているのはジェフだけですから、そこを利用して決戦への準備がしっかりできると良いですね。

 ただ、昨年プレーオフ進出が先に確定し、最終節東京V戦で一部選手を休ませて0‐2で敗れた岡山は、プレーオフ1回戦で山形に0‐3と完敗。
 最終節がどれだけ響いたかはわかりませんが、流れも大事だと思います。
 累積警告による出場停止もプレーオフには掛からないはずですし、最終節まで戦い切って勢いに乗りたいところではないでしょうか。


 なお、5位ジェフが4位以上に上がれる可能性はないですが、6位に落ちる可能性は残されています。
 最終節で直接対決となる6位甲府と7位山形のいずれかが勝利し、ジェフが負ければ得失点差で6位に落ちることに。
 なお、8位長崎はジェフに勝利して甲府と山形が引き分けに終われば、6位に浮上できる状況です。

 ジェフとしては5位でも6位でもプレーオフ初戦はアウェイですし、3位と4位が確定していないため相手も定まらない状況。
 どちらも大差がない気もしますが、5位抜けしてプレーオフ決勝で6位と対戦することになった場合はホームで戦えるわけですから、やはり5位の方が良いと思います。
 何よりもホームでの最終節ですし、プレーオフフクアリで戦えないかもしれませんから、しっかりとフクアリで勝ってプレーオフに進みたいですね。


 改めて、最終節の相手は長崎。
 長崎はプレーオフ進出に向けて最後の望みをかけてくるでしょうし、相手にとって不足はない状況に。
 なお、ジェフは今季開幕戦で長崎と戦っており、1‐0で勝利しています。

 現在の長崎は非常に外国籍選手が多く、シーズン中の入れ替わりもあってフアンマ、カイオ、ジェズス、ギリェルメなど、現在7人もの選手が在籍しています。
 前節仙台戦では、怪我からエジガル・ジュニオも復帰して途中出場。
 出場枠もあるので、やりくりしながら選手を使い分けているイメージです。


 パワフルで、高さもあり、1人1人のキープ力も高い選手たちが多く、外国籍選手たちを中心に攻撃を仕掛けていく。
 監督もブラジルのカリーレ監督ということでダイナミックな展開が目立ち、サイドを中心に持ち上がって、最後は現在25ゴールとJ2得点ランクトップのフアンマがゴールを狙う形が多い印象です。
 セットプレーからの得点もJ2トップと、警戒しなければいけないポイントとなっています。

 長崎の総得点67はJ2でも4番目に多い数字となっていますが、一方で総失点55は8番目タイ。
 フアンマが前線にいるためプレスが甘くなり、深く守りがちになってしまうのかなといった印象です。
 秋田や栃木などフィジカルを押し出すJ2チームは守備的な傾向がありますが、長崎は攻撃面でパワーを活用するJ2では少ないチームなのかなと思います。


 対するジェフは、前節群馬戦でも2‐1で勝利し現在2連勝中。
 ただし、前々節いわき戦も1‐0で勝利と、僅差での試合が続いています。
 それだけ緊張感が続くというメリットもあるかもしれませんが、スッキリとした勝利も期待したいところ。

 群馬戦ではしっかりとボールを繋ぎ、2ゴールを上げることが出来ました。
 落ち着いたパスワークから崩せたことは収穫ですが、水戸戦や東京V戦では苦しんだ相手のハイプレスはなかったですし、比較的戦いやすかったのかなと思います。
 また、より安定した戦いをするためにも、先発メンバーでのゴールも欲しいところですね。


 長崎は群馬と違ってワイドにビルドアップをしてくるイメージですので、それに対してジェフがどうプレスをかけていくのか。
 最近はハイプレスがはまっていない印象もあるだけに、前からの守備にも注目だと思います。
 さらに守備では相手のパワフルな攻撃を止められるか、ジェフは小柄な選手が多いだけに賢く対応する必要があるのかもしれません。

 最終節で少しでも課題を克服し、勢いにも乗れるように。
 プレーオフ進出は決まっていますが、すでにプレーオフに向けての戦いは始まっていると思いますし、大事な試合となることは間違いないと思います。
 ライバル候補も好調なチームが多いですし、少しでも強く隙のないチームになれるように、短期間でも成長を目指してほしいところではないかなと思います。