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長崎戦では呉屋大翔がスタメンで小森飛絢がメンバー外に

 今週末プレーオフが行われるわけですが、もう少し時間がありますので、最終節などを振り返っていきたいと思います。
 最終節長崎戦では、呉屋がスタメンに入りました。

 シーズン終盤はCFのレギュラーとしてプレーしていた呉屋でしたが、前節群馬戦では控えスタートとなり小森がスタメン出場でした。
 しかし、呉屋はその群馬戦でPKのキッカーとなり、貴重な逆転ゴールを上げています。
 最終節では小森の不在もあって、結果的に1試合でスタメン復帰という形になりました。


 長崎戦での呉屋は、序盤からハードワークを見せてハイプレスに貢献。
 試合後にブログやYoutubeショートでも話したのですが、シーズン終盤のジェフはハイプレスの勢いが落ちていた印象もありました。
 それをプレーオフに向けてもう一度加速するために、長崎戦で気合いを入れ直したところもあったのかなと思います。

yukkuriikou.hatenablog.com

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 その推測が正しければ、立ち上がりからの呉屋の激しいチェイスは、チームにとって重要な働きだったと思います。
 呉屋は運動量豊富にチェイシングしてくれるだけでなく、球際でもかなり激しく寄せに行くことが出来る。
 それによって、相手のビルドアップを阻害するだけではなく、高い位置でのボール奪取に繋げることが可能となるはずです。

 それが今年のチームとしての狙いであるとはいえ、昨年までの呉屋とはイメージが違う印象があります。
 それだけ本人も頑張っているのではないかと思いますし、呉屋を走らせることが出来ている監督以下コーチングスタッフの手腕というか、チームの雰囲気作りもうまくいっているのではないかとも思います。
 経験豊富な呉屋が前から走れば他の選手もついていくしかないですし、呉屋のハードワークは今季のチームにおいて象徴的な存在とすら言えるのかもしれません。


 ただ、長崎戦での呉屋は78分に交代しており、そもそも90分間持つペースでは走っていなかったと思います。
 それでも小森がいれば安心だったのですが、この日は小森が不在。
 ベンチには代わりにU-18の東が初めて入るなど、プレーオフに向けて控えの選手層に不安が生じています。

 小森は若干怪我の多い印象で、米倉もここ数戦は不在ですし、高木もスタメン出場した東京V戦の出来を見ると、かなりコンディションが悪そうでした。
 小森に関してはプレーオフに向けてあえて休ませたというのであれば良いのですが、最終節のままだと駒不足になりかねない不安がありますね。
 プレーオフのライバルはどこも途中交代のカードが多くて強力ですし、最終節で試した見木の0トップや西堂なども面白そうな存在ではありますが、決戦まで時間がないですからやはり小森や米倉の復帰を祈りたい状況だと思います。


 それと共にチーム全体としても、長崎戦後半で失速した問題も気になるところです。
 ただ、呉屋は試合後に、この日の前半のような試合が出来るなら、前半のうちに終わらせるような試合をしないとという話しています。

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 基本的なジェフの狙いは、そういった展開が基本になるのでしょう。
 前半から速いテンポで勝負を仕掛けて、先行逃げ切りの試合を目指す。
 ただ、実際にはここ数戦、なかなか前半からゴールを決める試合を作れていないというところが課題ですね。

 プレーオフでも、ジェフは前半から飛ばしていくことになるでしょう。
 そのうちにゴールを決めて、あわよくば止めを刺しておかないと、後半苦戦してしまうかもしれません。
 プレーオフ出場チームはそういった隙も許してはくれないと思いますし、チャンスをしっかりと決めることがいつも以上に大事になってくるのではないかなと思います。