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サッカーブロガーがYoutuberになってわかってきたこと ~ゲーム実況や数字を添えて~

 ジェフ千葉アドベントカレンダー2023(https://adventar.org/calendars/9508)の記事です。
 今年もジェフのアドベントカレンダーに、参加させていただきます。
 運営・参加の皆さま、お疲れさまです。

 毎年、通常時の更新とは異なる趣向の記事をアップしているのですが、今回はYoutubeに関して。
 ブログでも取り上げていますが、今年からYoutubeでも活動を行っています。

www.youtube.com

 今回はYoutubeを始めた経緯と、実際に始めて見えてきたものをお話しします。

■サッカー動画を作るにおいて大きな悩み

 そもそも私は昔から動画視聴のヘビーユーザーで、ニコニコ動画などはベータ版時代からアカウントを持っていました。
 その中でもゲーム関連の動画が好きで、今では俳優もアイドルもお笑い芸人も猫も杓子も普通に行っているゲーム実況の古参ファンと言えます。
 ニコニコで初めてゲーム実況の名がついた動画が2008年と言われており、私は2009年夏頃から見始めたので、ゲーム実況の歴史を語らせたら長い厄介人間になってしまうのですが、それは今回置いておきましょう。

 ともかく、ゲーム実況が昔から好きなので、サッカーでもそれが出来ないかとは常々思っていました。
 しかし、そこには大きな課題が。

絵が使えない!

 二次創作的なものには著作権問題が関わってきます。

 ゲーム実況界隈でも黎明期から大きな問題となっていましたが、当初からレトロゲームなら許されるであろうという、グレーな対応でやってきた経緯があります。
 そのため、当時は誰かが新作ゲームをやったり、活動に付随してお金を取ったりしようものなら、袋叩きに合うという流れが何度もありました。
 実況者もファンもゲーム実況という文化を存続させるため、タブーは犯さない、目立ったことはしないという姿勢を取ってきました。

 長い年月が流れて今では世間的にもゲーム実況というものが認められ、ゲーム会社側も実況許可を出し始め、逆に人気実況者にPR案件が来るほどとなりました。
 しかし、スポーツ界にそういった流れは来ていない。
 昨年になってJリーグの一部の写真、動画が使用できるルールにはなりましたが、あくまで自分が撮影したものに限るわけで、それ以外のいわば"プロの絵"は著作権等違反に引っかかることになります。

www.jleague.jp

 そこは権利を持つリーグ側として正しい対応だと思いますが、動画となると絵が欲しくなるのも事実。
 実際、サッカー動画で再生数を稼いでいるのは著作権を違反しているものが大半という話も聞きますし、一介のファン・サポーターが動画を作るのは難しいだろうなという印象がありました。

■参考にしたのは"切り抜き動画"

 それでも2013年には『ゆっくりいこうラジオ』というものにチャレンジし、多くの豪華ゲストに来ていただいたのですがあまり伸びず。
 ブログをやりつつ動画編集をするのも難しく諦めた経緯があります。

 伸びなかった原因の1つとして、絵が使えないこともあってだらだらと話すラジオになってしまったことがあるのかなと思います。
 サッカー番組のようにハイライトなどを使って解説できればメリハリも付くのかもしれませんが、素材がないのでつい間延びしてしまう。
 これは他のサッカー動画を見ても感じることがありました。


 一方、近年ゲーム実況(配信)界隈などで流行っているのが"切り抜き動画"。
 ネット環境の発達もあって、現在はリアルタイムでのゲーム配信が主流となっているのですが、時には数10時間となる配信をすべて見るのは難しい。
 そこで配信者やファンがダイジェストを作って、アップするというのが1つの流れになっています。

 その切り抜き動画は、意外とゲームの攻略には触れていないことも多い。
 以下は元eスポーツプロプレーヤーで、ゲーム配信サービスTwitchで日本一の登録者数を誇るSHAKAさんの切り抜きですが。

www.youtube.com

 やっているゲームはArkですが、ゲーム攻略はほぼしておらず、雑談がメインとなっています。
 昔は考えられなかったですが、現在はこのような動画が珍しくない状況で、今の時代は意外と絵にそこまで拘らなくてもいいのかなと思うようになってきました。
 確かに近年はゲーム動画なども「ながら見」する、ラジオ感覚で見る人が増えているという話をよく聞きます。


 ただ、現在の需要を考えると、動画のテンポは大事で、スピーディな編集を心掛けています。
 若い方たちはアニメもドラマも倍速で見る人が実際にいるようですし、今は何をするにも時間が大事。
 音楽界でも長い楽曲は受けないと言われているそうだし、スポーツ界でも1試合が長すぎて若いファンは飽きてしまうのではないかという議論が度々されています。

 そのため、今回の動画作成では、台本を作って考える時間をなくし、早口も意識して、トークの間も編集でカット。
 イメージとしては、初めから切り抜きを作るような意識で制作しています。
 そうは言ってもグラフや表などを作って動画に変化を与えてはいますが、テンポさえ良ければ絵を使えないハンデを埋められるのではないかという発想です。

Youtubeをやってわかってきたこと

 4月から始めたYoutubeの活動ですが、おかげさまでプレーオフ前の動画は1万再生を突破しました。
 明らかにプレーオフ効果ではありますが、前向きなコメントも多数いただいて、需要に応える1つの形が作れることが出来ました。

www.youtube.com

 しかし、その次の動画は鳴かず飛ばず
 Youtubeの難しさも感じました。

www.youtube.com

 Youtubeをやってわかったことは、ブログ以上に数字の浮き沈みが激しいということ。
 1つ当たったからといって次に繋がるわけではないようで、そういえば私が見ている切り抜きのチャンネルも、動画ごとの再生数の差が激しい印象です。
 だから、一度当たった人は次のヒットを求めて過激な動画を撮ってしまう、迷惑系Yutuberが生まれてしまうのでしょうか。

 ただ、プレーオフ前の動画はさすがにここまで伸びるとは思わなかったものの、そこそこの自信はありました。
 そこは長年やってきた、ブログの勘が活きたところだと思います。
 私のやり方もあるのでしょうが、やっていることはブログと大差ないのかもしれません。


 需要も考えて内容を決めること。
 タイトル、サムネなど、SEOを意識すること。
 定期的にアップすること。

 また、ここ1,2年はブログでもそうなのですが、過去の振り返りより、将来の話をした方がうける印象があります。
 ブログでもプレビューがレビューを上回ることが増えたのですが、これは過去十数年の経験でも記憶にないことです。
 情報をどんどん消化する時代になって、終わった試合は過去のものとし、先を見たいという傾向にあるのでしょうか。


 一方でYoutubeではともかく多くの動画をアップすることが大事と聞いていたのですが、数字が次に繋がらないことを考えるとそこはまだよくわからないですね。
 数を打って当てることが大事ということなのかもしれませんが、それは他の活動も大差ないはず。
 また、ブログと並行してやっていると住み分けをどうすべきなのか、制作時間の問題などの悩みもあります。

 ただ、新しいチャレンジということで、悩みながらも楽しめるところがあります。
 基本的にはブログ同様、見ていただける方たちと含めて、楽しくサッカーを見る環境を作ることが一番ですね。
 その1つに、ブログや動画が絡んでいければと思います。


 それと、大事なことを言い忘れていました。
 ブログもそうですが、近年はジェフネタだけだと伸びない傾向があります。
 Jリーグ全体だとか、代表だとか、旬のサッカーネタも絡めた方が、数字が伸びる傾向がある。

 今年はジェフも好調で前向きな話題が多かったため、若干盛り返してきましたが、それでもまだまだ寂しい状況。
 これだけJ2生活が長くなっていれば仕方がないとは思いますが、もっとネット上も盛り上げていきたいところですね。
 そういった点で、アドベントカレンダーなどはとても嬉しい企画だと思います。
 改めて今年も参加させていただき、ありがとうございました。