昨日に引き続き、今回は心情的に取り上げにくいですが、下位10チームを予想していきます。
ただ、予想はあくまでも予想で外れた方が面白いところすらあると思いますから、どんなシーズンになるのか予想しつつ開幕を楽しみにしたいと思います。
なお、Youtubeでも話した通り、今年のJ2は20チームとなり、自動昇格が2チームで、昇格プレーオフの勝者の1チームがJ1昇格。
下位3チームが降格となりますので、より昇降格に関わるチームが増える、はらはらとした展開になるかもしれません。
残留争いは厳しくなりますが、昇格を目指すチームとしてはJ1からの降格チームも少なくチャンスも大きい年だと思うので、頑張りたいですね。
11位:秋田(昨年J2・13位)
今年も齋藤恵太、高田、阿部など退団も多かった秋田ですが、小松、村松、岡崎などを獲得。
秋田らしい選手を集めてきた印象があります。
秋田は前年のオフにも稲葉、池田、千田、田中など、主軸選手たちの多くが流出。
それでもサッカーは変わらず13位と1つ順位を下げただけでしたし、J2の中で安定期に入ってきたのかなといった印象も受けます。
そのため、今年も中断勢力の中では上位に来るのではないかと予想しました。
12位:熊本(昨年J2・14位)
オフには柏から岩下が、復帰する形でレンタル加入。
しかし、今年も平川、島村などの主力が抜けてしまい、岩下以外の補強は新卒選手のみとなっています。
ただ、熊本も秋田と同様に昨年の方が選手流出が激しかったですが、なんとか14位をキープ。
2023年も戦力的には厳しい印象も受けましたが、やることはハッキリしているチームですし、流動的なチームなので既存の選手でうまくやりくりできる部分もあるのではないかと思います。
今年も組織力の高さで、中位を維持できるのではないかといった予想で12位にしました。
13位:藤枝(昨年J2・12位)
昨年はJ2初年度ながら、12位で終了。
攻撃的なパスサッカーで、手応えも感じた年だったのではないでしょうか。
ただ、オフには横山、 岩渕が移籍しており、代わりとなる2列目の選手の補強が少なかった印象です。
昨年シーズン中に引き抜かれた渡邉、久保の穴埋めも出来ていないと思いますし、戦力的には楽ではない状況ではないかと思います。
それでも藤枝もスタイルはしっかりとしている上、チームの土台となるボランチとDFは入れ替わりがなかったので、下位争いからは免れる予想としました。
14位:群馬(昨年J2・11位)
昨年は飛躍の年となりましたが、引き抜きも少なく静かなオフだったと思います。
それでも順位を少し下げた予想にしたのは、各チームのマークが厳しくなるのではないかということ。
さらに群馬が昨年成功した要因にコンディショニングがうまくいったところがあると思うのですが、それを長く続けるのは簡単ではないと思います。
実際、昨シーズン終盤は成績が落ちていましたし、2023年に頑張った分の疲労も残っているかもしれません。
昨年の順位を維持できれば成功、といった年になるのではないでしょうか。
15位:愛媛(昨年J3・1位)
石丸監督らしいコンパクトなカウンターサッカーで、J3優勝を遂げた愛媛。
元ジェフ松田力が1トップとして活躍できたのも、嬉しいニュースだったと思います。
近年J2昇格組が活躍することは珍しくなく、愛媛も通用する可能性があるチームだと思います。
ただ、戦力的には大きな補強もなく、上位争いまでは簡単ではないのではないでしょうか。
石丸監督も組織的なチームを作るのは得意ですが、プラスアルファをもたらせるかが課題と言えるタイプといった印象です。
16位:いわき(昨年J2・18位)
昨年は元監督でスポーツディレクターだった田村監督を6月に復帰させて、何とか立て直し残留を果たしたシーズンでした。
今オフはブワニカ、西川、大迫、棚田などを補強するなど、動きの多いオフを過ごしています。
しかし、いわきの場合、家泉、遠藤、宮本といった主軸流出の影響が、どうしても心配なところですね。
基本的に守備的なチームと言えるだけに、守備陣が大幅に入れ替わる不安があると思います。
生駒、大森、照山と加入したCBたちがどれだけ踏ん張れるかが、チームの運命を左右するのではないでしょうか。
17位:水戸(昨年J2・17位)
昨年ジェフは負け越してしまった水戸ですが、総合的には厳しい1年だったのではないかと思います。
濱崎監督になってシンプルな4‐4‐2で戦っていましたが、その分選手のポテンシャルがしっかりと出てしまうのではないでしょうか。
それでも昨年は武田、小原といったレンタル組が奮起しましたが、今年はそういった候補も少ない印象があります。
とはいえ、降格するかとなると、そこはクラブとしての総合力も問われるでしょう。
シーズン途中の補強などもあるかもしれませんし歴史もあるクラブですから、何とか耐えるのではないかと踏んで17位に予想にしました。
18位:鹿児島(昨年J3・2位)
昨年攻撃的なパスサッカーでJ3の2位となり、見事J2返り咲きを果たした鹿児島。
オフにはCB井林、左SB外山、MF藤村、MF田中渉、FWンドカ・チャールスなど、ポジションごとに満遍なく補強して、全体的なチームの底上げを図った印象です。
昨年ジェフでプレーした西堂も加入しましたが、4‐2‐3‐1の2列目ならどこでもやれるでしょうし、鹿児島のサッカーにも合いそうですから、出場のチャンスもあるのではないでしょうか。
また、元ジェフのGK大野もオフに加入しています。
しかし、まだ全体的な戦力は若干薄い印象もあり、悩いながらも18位にしました。
19位:山口(昨年J2・20位)
オフに皆川、矢島、高木大輔、神垣、生駒などが退団。
J3から山本、相田、板倉などを補強したとはいえ、スケールダウンは否めないかなと思います。
予算面も厳しい部分があるのかもしれません。
ジェフでもコーチなどを務めた志垣監督も八戸、FC大阪での経験があるものの、決して監督経験が豊富というわけではない。
不安要素が多いイメージもありますが、山瀬、関、佐藤謙介、前、池上などベテラン選手は残っているので、彼らの力で何とか踏ん張りたいシーズンということになるのでしょうか。
20位:栃木(昨年J2・19位)
栃木も根本、西谷、岡崎、藤田などが退団。
J3から奥田、土肥、丹野などを補強して穴は埋めていますが、若干苦しいオフになったのかなと思います。
それでもDFラインの大森、福島、平松、佐藤祥などは残っていますので、決して選手がいないわけではないと思います。
ただ、選手としても監督としても磐田での経歴が長い田中誠監督が、境遇の異なる栃木でどこまでやれるのか。
磐田U-18以外での監督経験もないということもマイナスして最下位予想してしまいましたが、田中監督で当たればクラブに大きな変化をもたらしてくれるのかもしれないという狙いでしょうか。
最後に表でまとめを。
毎年迷いながら予想していますが、現状での私の印象は上記のようになるということで、その上でどう変わっていくのか。
今年も摂生になるのではないかと思いますが、素晴らしいシーズンを期待したいと思います。