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F1開幕直前!アルファタウリの名称変更や小松礼雄氏のハース代表就任などオフのまとめ

 2024年シーズンのF1が、今週末バーレーンで開幕します。
 当ブログでは今年もF1を追っていきたいと思いますが、もう少し気楽にやっていきたいかなという気持ちもあります。
 そちらの方が良い文章を書けるのではないかとも思うのですが、そのあたりはともかくF1に関しては今年もとても楽しみにしていますので、今季もよろしくお願いします。 


 今オフのF1は珍しくドライバー変更が1人もなく、静かなストーブリーグのスタートとなっていました。
 しかし、年が明けてから、一気にチーム関連の動きが活発化。
 まず、ハースがギュンター・シュタイナー代表を突如解任し、小松礼雄氏がチーム代表に任命されました。

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 シュタイナー代表は強面ながらも多くに愛されたキャラクターでしたが、最下位だったチームの成績不振やオーナーとの方針の違いもあって離脱。
 代わりに代表になった小松代表は、単身イギリスに渡りエンジニアとして下位カテゴリーから名を上げていった苦労人。
 イギリスF3に参戦した佐藤琢磨のレースエンジニアとして、日本でも知られるようになっていきました。

 それまでの日本人ドライバーは海外の下位カテゴリーに参戦しても、人種差別的な問題でパーツを隠されたりセッティングを変えられたりと言う問題があったという話もありました。
 しかし、佐藤・小松コンビから日本人エンジニアをつけて、対策を取るようになったとも言われれています。
 その後、小松氏はルノーF1に2006年から加入し、ペトロフ、グロージャンと暴れん坊なドライバーを手懐ける形で、F1界でも話題に。


 2016年にグロージャンに付き添う形で新興チームのハースに移籍し、2019年からは技術部門のトップであるディレクタオブエンジニアリングに昇格。
 そして、今年1月にチーム代表に就任したことになります。
 日本人がF1チーム代表に就任したケースはトヨタなど日本系チームではありましたが、それ以外では初めてのことと言われています。

 今年もハースの予算は厳しそうですし、いきなりの飛躍は難しいかもしれません。
 しかし、エンジニア出身の経験を活かして、少しずつでもチームの成長が見られればと思います。
 小松代表の就任で、日本での注目度も高まったチームではないでしょうか。


 その他にもアンドレッティへの参戦拒否、レッドブルのホーナー代表の不適切行為騒動などなど、さまざまなニュースが出ていますが、特に注目を浴びたのがハミルトンのフェラーリ移籍。
 2025年からの移籍ということで、それぞれ今季チームへの影響も気になるところではありますね。
 ハミルトンも今年で39歳ということで、最後の挑戦ということで伝統のフェラーリへの移籍を決めたということでしょうか。

 ルクレールとハミルトンのコンビでついにフェラーリ復活かという見方もありますが、昨年のハミルトンは全盛期ほどの安定感や強さは感じられなかったかなと思います。
 イギリス系やイタリア系のメディアは期待しているのかもしれませんが、冷静に考えるとそこまでうまくはいかないのではないかとも。
 シューマッハーが築いた黄金時代から、ライコネン、アロンソ、ベッテルと、数々のトップドライバーが加入したにもかかわらず、失敗に終わっているわけで根が深い印象も受けますね。


 そして、角田裕毅の所属するアルファタウリは今年から名称が変わることが決まっていましたが、Visa Cash App RB(ビザ・キャッシュアップRB)に決定しました。
 マシンのカラーリングも変わって、トロロッソ時代にも戻った印象があります。

 個人的にはネイビーと白のアルファタウリ時代の方が好きでしたが、一般的にはなかなか評判が良いようです。

 一方、チーム名に関しては、本場欧州でも批判的なコメントが多い印象です。
 アルファロメオもステークとキックを使い分けるというわかりにくい状況になっているのですが、共通するのはスポンサーの名前が前面に出て、チーム名がわかりにくいこと。
 ステークはオンラインカジノの会社などですが、チームを買収しているわけではないですし、実際に運営しているチームが名前として呼ばれるべきだという意見が多いのではないかと思います。


 さて、角田に関しては、今年も大事なシーズンとなるかもしれません。
 チームメイトのダニエル・リカルドはレッドブル昇格の噂も出ていますし、そのリカルドに勝てれば角田の評価も上がってくるはずです。
 一方でRBは基本的には若手を育成するためのチームであり、長年このチームで走り続けたドライバーはいないということで、角田も卒業を考えなければいけない時期に来ています。

 来年はハミルトンのフェラーリ移籍で上位チームのシートも移り変わるだろうと言われていますし、2026年にはホンダがアストンマーチンに移る計画となっています。
 それまでに確固たる評価を勝ち得ることが大事ですから、今年は結果を期待したい年となりますね。
 スピードは十分に見せていると海外でも評価されていましたから、安定感を身に付けることが大事なのかもしれません。


 なお、今週末のバーレーンGPからF1が開幕しますが、今年は日程が変わって4月に日本GPが開幕します。
 シーズン終盤に開催することで、チャンピオン決定の舞台になることも多かった鈴鹿ですが、近年ではさらに後にGPが続くことも増えていました。
 秋になって日本GPがないことを寂しく思うこともあるかもしれませんが、台風シーズンという難しい時期だったことを考えると、悪く無い移動なのかなと思います。

 今年もレッドブルの圧勝が、早くも噂されています。
 レッドブルは昨年も圧倒的な強さを見せてチャンピオンになったにもかかわらず、今年も過激なマシン開発を続けるなど、チャレンジ精神を見せています。
 そこがレッドブルの凄いところですね。

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 レッドブル優勢は変わらないと思いますが、それでも少しずつ時代の変化も感じます。
 変化を楽しみにしながらも、今年も激しいバトルを楽しみにしたいと思います。