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最近6試合で11ゴールと驚異的な活躍を見せる小森飛絢

 毎週のように小森の話をしてしまっているような気もするのですが、それだけここ最近の小森は驚異的な活躍を見せ散るということになると思います。
 前々節秋田戦こそノーゴールに終わった小森ですが、前節山口戦でハットと陸を決めると、先日の愛媛戦でも2ゴールと複数得点を挙げチームを勝利に導きました。


 愛媛戦1点目は23分。
 右サイドのロングスローはゴール前で合いませんでしたが、ジェフが拾ってつないだところから松田陸が相手の間で受けてスルーパス。
 田中が受けて左サイドからクロスを上げると、中央の小森が足元で合わせてゴールを決めています。

 まずこのシーンでは、松田陸のスルーパスが非常に良かったと思います。
 スピード、コースともにぴったりで、それによってダイレクトで田中がクロスを上げることが出来た。
 早いタイミングでクロスを上げたことにより、小森が相手DFの裏を走りながらシュートに行けて、生まれたゴールだったと思います。

 愛媛としてはDAZN解説の大山俊輔にも言われていた通り、後方に人数が固まり過ぎていたと思います。
 それによって、松田陸がフリーになってしまって、やられたシーンだったとも言えるでしょう。
 愛媛はジェフ戦に限らず、後方を5枚以上で固める状況になることが多いこともあって、そこを指摘したのではないでしょうか。


 しかし、ここでも小森はうまく相手DFの前を取って、中央で合わせています。
 ゴール前に入っていくまでの動きがうまく、しっかりとシュートを決めて1点目。
 この辺りは、もはや当然といった奮起すら感じますね。

 そして、2点目は74分。
 右サイドに移った田中が粘って中央へ送ると、小森が一度落としたところから佐々木がクロス。
 このクロスは合いませんでしたが、こぼれたところを小森がダイレクトで決めて2-1に。

 ジェフは後半から劣勢の展開が続き、耐え続けていたものの73分、ついに愛媛に同点ゴールを浴びてしまいました。
 そこまでの流れが流れだっただけに、かなり厳しい展開になってしまったと思われた直後に生まれた同点ゴール。
 本当に小森だけが別次元にいるかのような活躍ですね。


 たしかに、このシーンでも相手のクリアは短かかった。
 PA内のクリアが短くなれば、ピンチになってしまうのも仕方がない。
 そのクリアがちょうど小森の前に落ちてくるというのが、まずこの得点のポイント。

 さらに小森のシュートは浮き球のボールで変な軌道もかかっているように見えるのですが、それを確実にミートしてゴールを決めるシュート技術の高さ。
 しかも、そこしかないというコースに決めています。
 目の前には相手DFが2人もいたわけで、簡単なように見えて非常に難しいシュートだったのではないかなと思います。


 何よりも、この日の小森のチャンスはこの2回のみだったと思います。
 その2回を確実に決めてしまう決定力の高さが、何よりも驚きですね。
 なお、この試合でのジェフのゴール期待値は1.14だったそうですから、期待値の倍近くゴールを決めていることになります。

 ちなみに、小森のゴールラッシュが始まった第28節仙台戦では、小森が2ゴール、エドゥアルドと佐々木が1ゴールずつ決めて4-2で勝利しているのですが、この試合のジェフのゴール期待値は1.39
 小森が2ゴールを決めて、2-0で勝利した第29節大分戦でのジェフのゴール期待値は0.7
 小森が2ゴールと田中のゴールとオウンゴールで4-0で勝利した第30節水戸戦も、ジェフのゴール期待値は1.8


 そして、小森のハットトリックと横山のゴールで4-1で勝った第32節山口戦も、ジェフのゴール期待値は2.22
 ここ最近勝利したすべての試合で、ゴール期待値を大幅に上回る得点数を上げていることになります。
 それだけ攻撃陣の決定力にけん引されていると言えるでしょうし、その中でもやはり小森の活躍は凄まじいものになっていますね。

 ここ最近6試合で11ゴールも決めている小森。
 これで今季21ゴールとなりますが、2013年にケンペスがJ2得点王になった時にあげたのが22ゴールだったということで、後1ゴールに迫りました。
 チームとしてはプレーオフからの昇格が何よりの目標となるわけですから、プレーオフまでこの勢いが続くのか注目ですね。